スタッフが語る、東京国際映画祭運営の舞台裏とは?|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
スタッフが語る、東京国際映画祭運営の舞台裏とは?

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スタッフが語る、東京国際映画祭運営の舞台裏とは?

10月21日(水)〜23日(金)の3日間日替わりで開催される東京国際映画祭(TIFF)の「映画人の視点」。今年は、是枝裕和監督、真田広之、松田優作をフィーチャーしたスペシャルイベントだ。

そこで、東京国際映画祭事務局企画部の「映画人の視点」担当の上田篤司さんに、仕事内容を伺ったところ、まず一言「大変ですよ」と苦笑い。

会場となる映画館の仕切りやチケット部のやりとりから始まり、控え室、メークさん、事務所確認やスケジュールの管理をする。さらに、テーマとなっている3人の出演作・共演作・代表作をセレクトし、その中からトーク中に流す映像を用意したり、映像素材をチェックしたり、企画の原稿を書いたりと、仕事内容は多岐に渡る。

映画祭事務局は200人ほどで運営されており、別の仕事をしている人やボランティアもいて、やはり映画好きが集まっているという。「映画祭間近になればフル稼働だし、事務局の国際部ともなれば、時差の関係で24時間寝る間を惜しんで働く。映画祭間近、開催期間中と、日に日に団結力が増していくんですよ」とイベントならではの雰囲気を語ってくれた。

そして、このようなイベントは“人望”が大切という。事務局からゲストに声をかけるときもあれば、テーマの本人が「この人では?」「この人がいい」とゲスト人選を提案してくれるらしい。本人も気心のしれた人物や縁の深い人物に来てもらいたいというところなのだろう。

上田さんが言うには、「うれしい悲鳴なんですよね(苦笑)。どんどんゲストが決まることによって、現場スタッフは大変だけど、映画やテレビの枠を越えて集まるというのは素晴らしいと思います」

日本を代表する映画人を呼び、裏話が聞ける。イベントでしか実現しない1回限りのものなので、このチャンスをお見逃しなく。【Movie Walker/堀田正幸】

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