映画ランキング - 全米映画
(2023/3/24~2023/3/26)
2023年3月27日
発表(毎週火曜更新)
2023年3月24日~2023年3月26日にアメリカで上映された映画の興行収入ランキングはこちら。『ジョン・ウィック:コンセクエンス』『シャザム!~神々の怒り~』『Scream VI』などがランクイン!(Box Office Essentials調べ)
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NEW
週末興収$73,525,000
累積興収$73,525,000
伝説の殺し屋、ジョン・ウィックの壮絶な復讐劇を描くアクション「ジョン・ウィック」シリーズの第4弾。前3作の監督を担当したチャド・スタエルスキがメガホンをとり、主演のキアヌ・リーブスが続投する。また、盲···もっと見る
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1
週末興収$9,700,000
累積興収$46,306,765
見た目は大人、中身は子どものスーパーヒーローであるシャザムの活躍を描いた「シャザム!」シリーズ第二弾。主演のザッカリー・リーヴァイ、ビリー役のアッシャー・エンジェル、フレディ役のジャック・ディラン・グ···もっと見る
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2
Scream VI
公開未定-0週末興収$8,400,000
累積興収$89,892,710
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3
週末興収$8,369,204
累積興収$140,888,997
ロッキーのライバルであり盟友でもあるアポロ・クリードの息子、アドニス・クリードを主人公とした「クリード」シリーズ第3弾。前2作に続きアドニス・クリードを演じるマイケル・B・ジョーダンが、初めて監督を務···もっと見る
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4
週末興収$3,250,000
累積興収$27,834,000
アダム・ドライバー主演のSFサバイバル・スリラー。航行中の宇宙船が小惑星帯と衝突し、未知の惑星に不時着。船は大破し、生き残ったミルズは脱出船を捜索する中で、1人の少女コアと出会う。しかもその惑星は、6···もっと見る
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5
週末興収$2,420,000
累積興収$209,862,892
身長わずか1.5cmのヒーロー、アントマンの戦いを描いた「アントマン」シリーズ第3弾。シリーズ前2作を担当したペイトン・リードが監督を続投するほか、主演のポール・ラッドをはじめ、エヴァンジェリン・リリ···もっと見る
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6
Cocaine Bear
公開未定-0週末興収$2,090,000
累積興収$62,132,205
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7
Jesus Revolution
公開未定-0週末興収$2,000,000
累積興収$49,033,349
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8
Champions
公開未定-0週末興収$1,540,000
累積興収$13,562,935
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9
週末興収$1,400,000
累積興収$680,440,963
神秘な惑星パンドラを舞台に、人類とパンドラの先住民のDNAを組み合わせるアバター・プロジェクトを取り巻く物語を描いた『アバター』の続編。前作から約10年後の物語を、ジェームズ・キャメロンが監督、脚本、···もっと見る
3月に入ってから毎週のように人気フランチャイズ作品の最新作が公開されている北米の映画界。先週末(3月24日から26日)の北米興収ランキングで初登場1位を飾ったのは、キアヌ・リーヴス主演の「ジョン・ウィック」シリーズ第4作となる『ジョン・ウィック:コンセクエンス』(9月日本公開)だ。
3885館で公開され、初日から3日間で興収7381万7950ドルを記録した今作。シリーズの過去作の興収と比較してみると、1作目はオープニング興収1441万ドルで最終興収は4303万ドル、2作目はオープニング興収3043万ドルで、最終興収9202万ドル。そして前作『ジョン・ウィック:パラベラム』(19)はオープニング興収5681万ドルで、最終興収は1億7101万ドルと綺麗に上昇カーブを描いている。
製作費も1作目の2000万ドルから→4000万ドル→7500万ドルときて、今作では9000万ドルと、シリーズの人気に比例するようにスケールアップ。上映時間もシリーズ最長の2時間49分で、1作目より1時間以上も長い。さらに批評集積サイト「ロッテン・トマト」での批評家からの好意的評価の割合も、1作目が86%、2作目と3作目が89%、そして今作が94%。観客からの好意的評価の割合も81%→85%→86%→94%と、なにからなにまで右肩上がりだ。
9年前に1作目が公開された当時、このシリーズがここまで成長すると誰が予測できただろうか。すでにスピンオフ作品となるアナ・デ・アルマス主演の『Ballerina』は撮影を終えて現在ポストプロダクション中。そしてシリーズ5作目もすでに製作が決定しており、今後のさらなる成長に期待が持てる。まずは今作がどこまで興収を伸ばすことができるか、注目しておこう。
完全に「ジョン・ウィック」一色となったランキングは、2位から11位までが前週の上位10作品がそのままひとつずつランクを落とす珍しい事態に。前週1位の『シャザム!〜神々の怒り〜』(日本公開中)は前週比31%の興収と大きく数字を落としたが、ほかの作品はいずれも前週からほぼ半減の成績に。
そのなかで前週比65%と比較的興収をキープできていたのは、公開から15週が経ったいまも10位に健在の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』(22)。現時点までの累計興収は6億8000万ドルと、前作の同じ時期より6000万ドルほど低く週末興収も下回っているが、前作は15週目で初めてベストテン圏外に転落している。前作と同じ7週連続1位を記録した同作は、ベストテン滞在期間では前作の記録を上回ったことになる。
文/久保田 和馬
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