官能的な情景と恐怖が交錯する
極上のミステリー
世界的名匠、ウェイン・ワン監督が手がける5年ぶりの新作にして、初の日本映画『女が眠る時』は2月27日(土)に公開。ビートたけし、西島秀俊、忽那汐里ら、演技派俳優が魅せるミステリー色満載の同作は、観る者を狂気と愛の迷宮に引きずり込む!
“奇跡のキャスティング”
ウェイン・ワン×ビートたけし×西島秀俊×忽那汐里が送る魅惑の世界
好奇心から始まった「覗き」
行動はどんどんエスカレートしていく
作家の健二(西島秀俊)は処女作のヒット以来、スランプに陥っていた。ある日、“初老の男性”佐原(ビートたけし)と“若く美しい女性”美樹(忽那汐里)という親子ほど年の離れたカップルをプールサイドで見かける。好奇心から始まった健二の「覗き」は、やがて常軌を逸した行動へと変化。男と美女の異常な関係、覗きへの罪悪感と止まらぬ好奇心、隠された衝撃の過去。リゾートホテルという閉塞的な空間で自分を見失っていく男。「狂っているのは、自分なのか。それともあの男なのか」。徐々に狂気に冒されていく姿を描く、セクシー・サスペンスを楽しんでほしい。
主演のビートたけしをはじめ、
西島秀俊、忽那汐里ら豪華出演陣!
日本を代表する豪華キャストが集結した。自身の監督作以外では「血と骨」以来、12年ぶりに主演を務めるビートたけしが佐原を圧倒的な貫禄で演じ、妄想に取り憑かれ、徐々に壊れていく主人公の健二を西島秀俊が危うさたっぷりに演じる。さらに、佐原が異常な愛を注ぐミステリアスな美樹に、国際派女優としての期待も高い忽那汐里、健二の妻の綾には、現在ニューヨークに拠点を移して活動している小山田サユリを起用。他にも、怪しい民宿の店主にリリー・フランキー、健二に疑いの目を向ける刑事役に新井浩文など、国内外で活躍中の俳優が名を連ねる。
『スモーク』のウェイン・ワン監督が
狂気と愛をスリリングに描く
本作のメガホンを取るのは、1993年の『ジョイ・ラック・クラブ』で一躍注目を浴び、1995年の『スモーク』がベルリン国際映画祭銀熊賞に輝いた監督、ウェイン・ワン。表現力豊かな人物描写で多くの映画ファンを魅了し続ける世界的な名匠だ。ニューヨーカー誌に掲載されたヨーロッパでも著名なスペイン人作家、ハビエル・マリアスの短編小説「WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING」に惚れ込み、映画化を熱望。日本を舞台に置き換え、日本人キャストで撮影することを自ら提案。ウェイン・ワンにとって初となる日本映画の監督に挑んだ。
『女が眠る時』ストーリーと見どころ
常軌を逸した感情が人を狂わせる
海辺にあるリゾートホテルを訪れた小説家の健二は滞在初日、プールサイドで異様な存在感を放つ初老の男性が若く美しい女性に、日焼け止めクリームを丹念に塗る姿に目を奪われる。謎めいた2人に興味を持ち、彼らの後をつけるようになった健二。やがて2人の部屋を覗いた彼は、美樹の産毛を剃り、眠る姿を撮影する佐原の姿を目撃。それ以来、妄想がどんどん膨らんでいき…。健二が目のあたりにする官能的な情景と、カップルを巡るいくつもの謎。そして、佐原が口にした「あの子の最後の日を記録しようと思っている。君は若くて無垢な女性が眠っているのを見たことがあるか?」という思わせぶりな言葉。それらに翻弄される健二が見ている世界は現実なのか?妄想なのか?禁断の領域に足を踏み入れた彼が、その旅路の果てに目にするものとは?
『女が眠る時』フォトギャラリー
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