サミュエル・クラクストン
Mario Truco Lopez
キューバ野球界に生きた黒人名選手を描く。監督はローランド・ディアス、脚本はエリセオ・アルベルト・ディエゴとローランド・ディアス、撮影はギレルモ・センテノ、音楽はホセ・マリア・ビティエルが担当。出演はサミュエル・クラクストン、イレーラ・ブラボーほか。本国公開題名は“En tresydos”。
ストーリー
ハバナのラテンアメリカ球場では、ビラ・クララとインドゥストリアレスの両チームが、一対一で優勝決定戦にもつれこむ。インドゥストリアレスの花形選手ロペス（サミュエル・クラクストン）は黒人の名選手で、これが引退試合。ロペスもよる年波には勝てないのだ。妻マガリ（イレーラ・ブラボー）は新体操のコーチ、息子マイートはバイオリンを習い、ペドロ選手の娘オルギータと親しい。ロペスはカルドナ監督（マリオ・バルマセダ）や、元ボクシングチャンピオンでトレーナーのルーゴ（アレハンドロ・ルーゴ）との友情を大切にしていた。その監督が、ロペスを最後の試合のレギュラーから外してしまった。新進選手の活躍も目ざましい。ロペスも過去には、息子のことで妻といいあらそったり、きまずい思いをした日もあった。最終試合も追いつ追われつの展開になってくる。カルドナは、逆転のチャンスを得ると、ロペスに代打を指名する。興奮にわく場内。2ストライク、3ボールのフルカウント。最後の一球をたたくロペス。球はあわやホームランかと思えたが、守備の美技に阻まれた。敗れたロペスをあたたかくむかえる選手。そしてスタンドには妻と息子の顔もあった。
キャスト
イレーラ・ブラボー
Magaly (Lopez's Wife)
マリオ・バルマセダ
Cardona
アレハンドロ・ルーゴ
Lugo
キッド・チョコレート
Special Guests
Teofilo Stevenson
Special Guests
Alberto Juantorena
Special Guests
Villa Clara team
Special Guests
Industriales team
Special Guests
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Full Count En tresydos
- 製作年
- 1985年
- 製作国
- キューバ
- 配給
- 国際シネマ・ライブラリー
- 初公開日
- 1987年9月5日
- 製作会社
- ICAIC（キューバ映画芸術・産業庁）
[c]キネマ旬報社
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