実話を忠実にアニメ化したもので、ラストにクレジットされる役者名簿に象徴される痛ましい悲劇は、我われにうったえかけるものがある。製作は「象のいない動物園」等のグループ・タックが母体となり、監督を小林治、脚本を大久保昌一郎と千野皓司が担当。KEIの歌う主題歌も印象的な反戦アニメ。
ストーリー
昭和19年8月21日、沖縄の本土疎開学童八百余人を乗せた対馬丸が、曇天、時々スコール、さらには台風の接近という中、出航。そして翌22日、船は米軍潜水艦に発見され、魚雷攻撃の末、沈没。学童の生存者はわずか五十九人。その事実は軍部により闇から闇へ葬られ、二ヶ月後、米軍の沖縄攻略作戦が本格化していった--。
スタッフ
監督
小林治
脚本
大久保昌一良
脚本
千野皓司
原作
大城立裕
作画監督
芝山努
作画監督
河内日出夫
作画監督
山田みちしろ
撮影
ぎゃろっぷ
音楽
槌田靖識
美術
清水一利
編集
古川雅士
音響効果
柏原満
音響監督
田代敦巳
制作担当
藤田健
制作担当
平田正幸
プロデューサー
伊藤正昭
プロデューサー
宇田川東樹
歌
KEI
色彩設定
渋谷瑠美子
文芸協力