2019年にMOVIE WALKER PRESSのニュースを彩ってくれた方々を中心に、2020年の新作プロジェクトにも期待がかかる監督・俳優・映画人にアンケートを実施。今年グッと来た映画とその理由、新年の抱負も教えてもらいました。回答者は順次アップしていくので、チェックしてみて。
イラスト/MIMOE
「映画ファンが選ぶ、2019年のベスト映画」アンケート実施中!“2019年に観てグッと来た”映画を回答してくれた方の中から、10名様に2019年話題作のパッケージが詰まった「映画お楽しみ福袋」をプレゼント!
ご応募の受付は終了いたしました。
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蒼井 優 (女優)
今年は忙しい1年で、なかなか映画館に足を運ぶことができなくて…。今年たくさん観たのは、「男はつらいよ」シリーズですね。また小津安二郎さんの『風の中の牝どり』を観る機会があり、田中絹代さんのお芝居に圧倒されました。取り返しのつかないことをしてしまった自分の顔を見る。その表情がものすごくいいんです。あとびっくりするほどの“階段落ち”のシーンがあります!そこもすごい迫力でしたし、とてもおもしろい映画でした。
2020年の抱負日常や家族との時間も大切にして、たくさんインプットできる1年にしたいです!
1985年生まれ、福岡県出身。99年にミュージカル『アニー』でデビュー。2006年に出演した映画『フラガール』で第30回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞・新人俳優賞を受賞。主な映画出演作は『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『百万円と苦虫女』『東京家族』『家族はつらいよ』シリーズなどがあり、2020年は『ロマンスドール』『るろうに剣心 最終章 TheFinal』などが待機中。
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安藤裕子(女優)
ホアキン・フェニックスがすばらしすぎて…。映画って“余白”で退屈するシーンがあると思うんですけど、それがまったくないという。映画が始まって5分で涙が止まらなくなって、人間の人格が崩壊していく様を‟自分”が見続けて戦って、見終わったあと、雑踏の中でいかに事件を起こさず家まで帰るかというのがテーマでしたね。あんなに心が飲み込まれる映画は久しぶりでした!あとは夜中に『ひろしま』という映画を観て、よかったというより、生々しさを感る作品でした。メイクとか映像技術は拙いのに、生で見ているような、ゾッとするような臨場感がすごくあって、これはリアルタイムで撮ったからこそ作れたのではないかなと。
2020年の抱負体調とか壊しがちだから、“すこやか”に健康でありたいです。
1977年、神奈川県出身。シンガーソングライターとして、2003年ミニアルバム『サリー』でデビュー。2005年晩秋に「月桂冠」のテレビCM曲として“のうぜんかつら(リプライズ)”が起用され、大きな話題となる。大泉洋主演映画『ぶどうのなみだ』(14)でヒロイン役に抜擢され、女優としても活躍の場を広げる。待機作は齊藤工監督作、HBO®アジア製作のオリジナルアンソロジーシリーズ『フードロア:Life in a Box』が、BS10スターチャンネルにて2月15日(土)12:00より独占日本初放送、2月16日(日)よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて配信スタート。新曲は2019年7月27日に配信リリースされた、BSテレ東土曜ドラマ9「W県警の悲劇」の主題歌『鑑』。
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生駒里奈 (女優)
『ジョーカー』の予習に、『ダークナイト』と『スーサイド・スクワッド』を観ました。ジョーカーは同じキャラクターでもアプローチに違いがあるのがおもしろくて、特にホアキン・フェニックスのジョーカーは、「自分もジョーカーになる可能性が…」と思わされる興味深さがあります。『スーサイド・スクワッド』はとにかく、ハーレイ・クインが最高!隙のない可愛さに脱帽でした。『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』(2020年3月20日公開)も楽しみですね。失恋して髪切っちゃったとことか可愛すぎる(笑)。 『キングダム』は先に漫画を読んだのですが、電子書籍への課金が止められないほど引き込まれた作品です。映画では、いまの日本の映像表現でできる最高のアクションを観ることができました!
2020年の抱負感覚だけじゃなく、計算しながら演じられるように!
1995年生まれ、秋田県出身。アイドルグループ「乃木坂46」のメンバーとしてデビュー。2012年のデビューシングル「ぐるぐるカーテン」や「おいでシャンプー」など6楽曲で単独センターを務め、乃木坂46の顔として活躍した。在籍中に人気ゲームを映画化した『コープスパーティー』(15)で映画初主演を飾り、2018年春のグループ卒業以降も、テレビドラマ「おっさんずラブ」へのゲスト出演、自身が大ファンと公言する『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』(公開中)に出演するなど、女優として活躍の幅を広げている。
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今村昌弘(作家)
『プロメア』はかなり高い期待を胸に観に行ったのですが、こちらの予想を遥かに上回る熱い物語でした。キャラクターは絶叫し、画面で大文字が躍るなど、作り手の「楽しいものが作りたいんだ!」という意気込みが全身に伝わってきました。『THE GUILTY/ギルティ』はたった一つの場面だけでストーリーが進行するのですが、刻一刻と変化する状況に引き込まれます。ミステリーとしても完璧な構成になっていて驚きました。『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は約3時間と長いのですが、恐怖が怒濤の勢いで襲いかかり息つく暇もない、ホラーのフルコースのような作品でした。
2020年の抱負なんとか年2冊ペースで新刊を出せるように頑張っていきたいです!
1985年生まれ、長崎県出身。2017年に「屍人荘の殺人」で第27回鮎川哲也賞を受賞しデビューを飾る。同作は「このミステリーがすごい!2018」、「週刊文春ミステリーベスト10」、「本格ミステリ・ベスト10」、「第18回本格ミステリ大賞小説部門」という国内主要ミステリー賞で4冠を達成し、大きな反響を呼んだ。続編に「魔眼の匣の殺人」がある。現在、木村ひさし監督によって映画化された『屍人荘の殺人』が公開中。
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入江 悠(映画監督)
『よこがお』は、サスペンスが利いているし、緻密な伏線に驚かされました。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、タランティーノのなかでもベスト級で好きになった映画です。ディカプリオとブラピという主演2人の魅力と、バディ感が最高です。『COLD WAR あの歌、2つの心』は、モノクロの映画ですが、88分しかないのに、人生を描き切っている。音楽映画としても完璧で、とても豊かな気持ちになりました。
2020年の抱負『AI崩壊』に続いて、またオリジナル映画をやりたいです。
1979年生まれ、神奈川県出身。映画監督・映像作家。『SRサイタマノラッパー』(09)で多数の映画賞を受賞し、一躍注目される。そのほかの主な監督作に『ジョーカー・ゲーム』(15)、『太陽』(16)、『22年目の告白-私が殺人犯です-』(17)、『ギャングース』(18)などがある。大沢たかお主演の10年後の日本を描いたサスペンス超大作『AI崩壊』(1月31日公開)が控えている。
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大島育宙(お笑い芸人)
大作、話題作ともに、名作のリブート、リメイク、続編が乱れ打ちの1年でしたが、そのなかでも映画史の多様性にリスペクトある作品が特に印象に残りました。『チワワちゃん』は平成の青春映画のモチーフをすべて盛り込んだ“平成”という時代のレクイエム。『スパイダーマン:スパイダーバース』は2次創作が自由化・民主化された現代において“キャラクター”とはなんなのかということを突き詰めた傑作。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は言わずもがな。映画の形式そのものの問い直しに挑んだ『カツベン!』も最高でした。
2020年の抱負年末に見逃しを悔やまぬよう、少しでも気になった映画は全部観る!
1992年生まれ、東京都出身。現役の東京大学大学院生として勉学に励みながら、タイタン所属のお笑いコンビ「XXCLUB」として活動中。芸人として活躍する傍ら、クイズ番組、怪談イベントに出演。自身のYoutubeチャンネル「コンテンツ全部見東大生」で映画やドラマなどの考察動画も配信中。
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尾崎由香(声優)
今まで洋画ばかり観ていたんですが、2019年後半は、邦画を観ることが多かった気がします。邦画の親しみやすさや、優しさ、人間臭さのある映画が好きだなぁ、と改めて良さに気づけました。 この3作品は、人と真剣に向き合った先に世界が広がることを教えてくれた映画で、2019年好きな映画になりました。
2020年の抱負2020年は映画祭に行きたいです!
1993年生まれ、東京都出身。2015年より声優活動を開始し、2017年にテレビアニメ「けものフレンズ」のサーバル役に抜擢され注目を集める。2018年には「LET’S GO JUMP☆」でソロデビューを果たし、2019年8月に1stソロアルバム「MIXED」をリリースするなどアーティストとしても活躍中。2020年1月より舞台「DECADANCE-太陽の子-」に出演。1/24(金)~2/1(土)東京公演・EX THEATER ROPPONGI。2/8(土)~9(日)大阪公演・森ノ宮ピロティホール。公式Twitter/@ozaki_yuka515
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角田貴志(俳優/デザイン/脚本家)
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アベンジャーズ/エンドゲーム
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キング・オブ・コメディ
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最強殺し屋伝説国岡
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アベンジャーズ/エンドゲーム >
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キング・オブ・コメディ >
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最強殺し屋伝説国岡
アメコミが好きでずっと観ていたので、『アベンジャーズ/エンドゲーム』が1位です。もちろん『ジョーカー』も良かったのですが、『キング・オブ・コメディ』を観たことがなくて、『ジョーカー』をきっかけに観たら、こっちのほうが狂っていて印象に残りました。3位の『最強殺し屋伝説国岡』は、ヨーロッパ企画でゆうばり国際ファンタスティック映画祭にお呼ばれした際に観ました。モキュメンタリーテイストで撮られた作品で、フリーターが殺し屋という設定なんです。演技はすべてその場のアドリブらしく、ずっとふざけている変な映画でなのですが、とてもおもしろかったです。
1978年生まれ、大阪府出身。2004年の第16回公演よりヨーロッパ企画に参加し、ほとんどすべての本公演に出演。ラジオ番組の構成なども務める。書籍の表紙絵やDVDのジャケットイラストなども手掛ける。紙人形ドラマ「タクシードライバー祇園太郎」、人形劇「銀河銭湯パンタくん」の脚本やキャラクターデザインを担当し、2019年には『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』の脚本を担当した。
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神田松之丞(講談師)
今年も去年に引き続き、映画館で観たのはこの3本だけです(笑)。『天気の子』は、ラジオ番組のスタッフさんたちが大絶賛していたので観ました。東京に住んでいる人には馴染み深い場所がたくさん出てくるので楽しかったです。『ジョーカー』は、特に予告編が今年のベスト1でした!『ターミネータ:ニュー・フェイト』は、僕自身が宣伝動画に出させていただいた上に、ジャパンプレミアではレッドカーペットを歩き、シュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)をはじめ、主要キャストの皆さんにサインをいただいた思い出深い作品です。
2020年の抱負真打に昇進し、六代目神田伯山を襲名します
1983年生まれ、東京都出身。「連続物」や「端物」と呼ばれる数々の読み物を異例の早さで継承した講談師。独演会のチケットは即日完売するなど、講談普及の先頭に立ち活躍している。2020年は、2月11日より真打に昇進し、六代目神田伯山を襲名。都内各寄席で披露興行が行われる。
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北村匠海(俳優)
1位の『ジョーカー』は、役者として観ておかなければと思い、レイトショーで観に行ったら、ヤバかったです。もともと故リバー・フェニックスが大好きでしたが、本作でホアキン・フェニックスがリバーを超えたと思いました。2位の「このサイテーな世界の終わり」は、シーズン1から観ていましたが、サイコパスな男の子と破天荒な女子が旅に出る物語で、ファッションもおしゃれです。シーズン2もすさまじくて、ぶっきらぼうな恋愛模様も好きでした。3位は、観返したフランス映画『ドリーマーズ』です。フランス革命時代に、映画好きの男が二卵性の姉弟と出会い、愛に溺れていく物語。深層心理も映画のなかにきちんと落とし込まれていてすばらしい。
2020年の抱負オリンピック&パラリンピックでは、僕の年代の選手たちが活躍すると思うので、
僕自身も、下の世代に影響を与えられるような仕事をしていきたいです。1997年生まれ、東京都出身。ダンスロックバンド「DISH//」のリーダーを務めながら、初主演作『君の膵臓をたべたい』(17)で第41回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。2020年は『サヨナラまでの30分』(1月24日公開)、『思い、思われ、ふり、ふられ』(8月公開)などの公開が控えている。
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窪田正孝(俳優)
『シャイニング』がすごく好きなので、レイトショーで観に行きました。ホラーだし、オカルトな要素もあるけれど、やっぱり40年前(の作品)を思い出させてくれましたね。新しい時代に蘇ったみたいな感覚でした。「こういう話ってありえるんじゃないかな?」って。夜に観たので、余計にそう感じたのかもしれません。主人公は、決して強くない人なのだけど、女の子のために頑張る。最近は主人公が弱い作品を選びがちで、勝手に感情移入して観ています(笑)。いま気になる作品はNetflix映画の『アイリッシュマン』(配信中)。3時間半の作品なのですが、時間を作り気合を入れて、なるべく早く観たいと思っています!
1988年、神奈川県出身。2006年深夜ドラマ「チェケラッチョ!!in TOKYO」で連続ドラマ初出演にして初主演を飾る。2008年の「ケータイ検査官7」(TX)でシリーズ監督を務めていた三池崇史と出会い主演に抜擢され、以降『カノジョは嘘を愛しすぎている』(13)、『東京喰種 トーキョーグール』シリーズ(17、19)、『Diner ダイナー』(19)など多くの作品に出演。2020年は連続テレビ小説「エール」に主演が決定しており、三池監督とタッグを組んだ主演映画『初恋』の公開を2020年2月に控えている。
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齊藤工(監督・俳優)
『パラサイト半地下の家族』を拝見して、本当に衝撃的でした。ポン・ジュノ作品は、『殺人の追憶』や『グエムル-漢江の怪物-』とかも好きなんですけど、『パラサイト』はある意味すごい復活を遂げたんじゃないかなと。この人は桁外れのディレクターだなと思いました。アフガニスタンのアニメーション『ブレッド・ウィナー』、これは本当にすばらしかった。『主戦場』は‟構成”が見事なんですよ。作中のインタビューで話している人たちは至極まっとうなことを言っているつもりなのに、信じられないぐらい滑稽に構成で見せているというのがすばらしくて。でも、同時に自分の国のものすごく恥部でもあり、外から見た日本っていうものを改めて突き付けてくれた大事な1作だなと。『主戦場』はちょっと外したくない。
2020年の抱負東京オリンピックという“祭り”のあと、それに流されないようしたいと思います。
1981年、東京都出身。パリ・コレクションへの出演など、モデル活動を経て、2001年に俳優デビュー。以降、『昼顔』(17)、『去年の冬、きみと別れ』(18)、『麻雀放浪記2020』(19)、連続テレビ小説「半分、青い。」(18)、大河ドラマ「いだてん」(19)など数多くの映画、テレビドラマに出演。また、フィルムメーカーとしても活躍し、初長編監督作『blank13』(17)では国内外の映画祭で8冠を獲得。公開待機作は、出演作として『糸』(4月24日公開)、『シン・ウルトラマン』(2021年公開)など。監督作として、HBO®アジア製作のオリジナルアンソロジーシリーズ『フードロア:Life in a Box』がBS10スターチャンネルにて2月15日(土)12:00より独占日本初放送、2月16日(日)よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて配信スタート。
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紗倉まな(女優)
『ドッグマン』は閉塞感の漂うイタリアの下町が舞台、『アレッポ 最後の男たち』はシリアの都市アレッポの中で起きている内戦を伝えるドキュメンタリー。『ウィーアーリトルゾンビーズ』は両親を亡くした4人の少年少女の“生き続ける”物語。これら3つの作品は、いままでは保たれていた、もしくは望んでいた平和が、誰かの手によって(支配され)崩されていった時、どのように人々がそれに対峙するのかということを描いていたように思う。明確な解決策が提示されないままラストを迎えた観賞後の余韻は、無自覚のまま自分が持ち続けている様々な裕福に対して疑問を投げ続けてくれた。
2020年の抱負“気持ちの断捨離”をしっかりする
1993年生まれ、千葉県出身。日本を代表するAV女優として活躍する傍ら、AbemaTVの番組「AbemaPrime」でのコメンテーターや、「最低。」「凹凸(おうとつ)」「働くおっぱい」などの著書を執筆するなど、あらゆるメディアで活躍中。2020年は2月ごろに小説を刊行予定。
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椎名うみ(漫画家)
『ジョーカー』は社会的に弱いことが許されていない強者が「できない」自分に絶望する話です。白人男性というカテゴリーを持つ強者は「弱さ」を認められていません。それは本当に恐ろしいことです。失敗したり傷心したりしてはいけないのです。「弱さ」を許せない人間は自分を愛することができません。全ての人間は正常に弱いからです。自分を愛せない人間はどんどん弱っていきます。「弱さ」を許せないから自分を愛せず、さらに弱くなっていく。それは絶望の輪です。この映画は「弱さ」を許されない人間の苦しみという「弱さ」を克明に開示してくれました。だから素晴らしいと思います。 サーチは去年公開の映画ですが、物語の骨組みがあまりにも美しく、数式のようでした。物語の構造の教科書のように完璧な映画です。
2020年の抱負いっぱい遊んでいっぱい寝る
漫画家。2015年に「月刊アフタヌーン」にてデビュー。2016年より同誌で「青野くんに触りたいから死にたい」を連載開始、最新6巻は2020年1月23日(木)発売。1月24日(金)から渋谷パルコで開催される展覧会「伊藤万理華EXHIBITION"HOMESICK"」で、伊藤とコラボレーションした短編新作を描き下ろしている。
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城 桧吏(俳優)
どれもこれも驚きの展開でワクワクしました。『キングダム』や『バンブルビー』には、僕の好きな戦闘シーンがたくさんありました。見ていてとてもハラハラし、劇場から家に帰ると、気に入った戦闘シーンを再現するくらい大好きになりました。「トイ・ストーリー」は、前からとても好きなシリーズで自分もおもちゃの世界に行ってみたいと思ったりします。だから僕は、この3作品がとても大好きです。
2020年の抱負僕もみなさんにワクワクや感動を届けられるように頑張ります!
2006年生まれ、東京都出身。第71回カンヌ国際映画祭において最高賞のパルムドールを受賞した『万引き家族』に出演し注目を集める。2020年は、初の主演映画『都会(まち)のトム&ソーヤ』(夏公開)、人気漫画を実写化した『約束のネバーランド』(12月18日公開)に出演。
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鈴木貴昭(脚本家)
まずは年末ギリギリに飛び込んできた『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』。新作パートが加わったことで、より物語が深まったと感じました。片渕(須直)監督の緻密な考証には脱帽です。次が手前みそで申し訳ないのですが、『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』で、映像がとてもすばらしく、最初から最後まで泣きっぱなしでした。『ガールズ&パンツァー 最終章 4D 第1話+第2話』は、『最終章』シリーズが4Dを前提として作っていて、これが完成形なのだと納得させられました。続編の公開が待ち遠しいですね。
2020年の抱負楽しんで頂ける作品を沢山作りたいですね。
北海道出身。これまで「ストライクウィッチーズ」や「ガールズ&パンツァー」、「ハイスクール・フリート」などの‟萌えミリタリー作品”で原案、考証、脚本を手掛ける。このほか2019年には、京都アニメーション制作の『ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -』で共同脚本を手掛けた。原案、脚本を担当した「ハイスクール・フリート」は、2016年4月のテレビアニメ放送が人気を博し、2020年1月18日から『劇場版 ハイスクール・フリート』が公開となっている。
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タナダユキ(映画監督)
神保町シアターでやっていた、「生誕90年記念 昭和の怪優 小沢昭一のすゝめ」に足を運び、そこで観た『喜劇 女の泣きどころ』がとても印象に残っています。太地喜和子さんと中川梨絵さんが二人組のストリッパーを演じているのですが、2人の友情など突っ込みどころも満載(笑)。とにかく太地さんと中川さんが、ものすごくチャーミングです。撮影の方法も超ロングから寄りを撮ったりと斬新で、どこをとっても強烈なおもしろさ。とても刺激的でした。
2020年の抱負作品を1人でも多くの人に届けること。そしていい作品をつくるためにも、まずは健康第一!
体に気をつけて1年を過ごしていきたいです。1975年生まれ、福岡県出身。2001年にデビュー作の『モル』でPFFアワードグランプリを受賞し、2008年に『百万円と苦虫女』で日本映画監督協会新人賞を受賞。蜷川実花監督の『さくらん』では脚本を担当した。そのほか監督作として『ふがいない僕は空を見た』『四十九日のレシピ』『ロマンス』『お父さんと伊藤さん』などがある。2020年1月には、自らが執筆した小説を映画化した『ロマンスドール』が公開される。
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長崎健司(映画監督)
アニメーションとしては『スパイダーマン:スパイダーバース』がすごく懐が深い作品で、なんでもあり感が、絵も含めてよかったです。『サッドヒルを掘り返せ』もおもしろかったですね。オタク映画バンザイみたいな(笑)。『グリーンブック』は話自体はすごくストレートなんですけど、バディものが好きなので。ほかには『キャプテン・マーベル』や『トイ・ストーリー4』もおもしろかったですね。あとは『ファーストマン』。デミアン・チャゼル監督は扱うテーマがいいなと思っていて、『セッション』とか夢に取り憑かれているやつの話(笑)。あの危ない感じが大変いいですね。
2020年の抱負「ヒロアカ」を盛り上げていけるように、頑張っていきます。
1979年、大阪府出身。制作進行、演出を経た後、2007年にテレビアニメ「機動戦士ガンダム00」に参加したことで注目を集める。2011年に「No.6」でテレビアニメ監督デビュー後、2016年より「僕のヒーローアカデミア」で監督を務めている(現在は総監督)。そのほかの監督作品に「Classroom☆Crisis」(15)などがある。劇場版アニメ監督デビュー作となる『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~』に続き、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(公開中)でもメガホンを取った。
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蜷川実花(写真家・映画監督)
今年は『ジョーカー』がおもしろかったです!ただ、あの映画が大ヒットしたのだから、自分の作品の興行成績について言い訳ができないなと思いました。日本はコメディやアニメ映画など、軽やかな作品でしか映画館になかなか人が入らないと言われているなか、私はずっと興行成績とにらめっこしていた1年だったので、『ジョーカー』のヒットには驚きました。
2020年の抱負来年も映画やドラマが撮れたらいいな
東京都出身。日本を代表する写真家として、木村伊兵衛写真賞をはじめ数々の賞を受賞。監督作品には映画『さくらん』『ヘルタースケルター』『Diner ダイナー』などがある。東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会理事を務める。Netflixでは監督したオリジナルシリーズ「FOLLOWERS」が2月27日(木)より配信となる。
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のん(女優)
『スパイダーマン:スパイダーバース』は最高でしたね!スプレーでペイントされたスーツもものすごくかっこよくて。「オシャレ!」とビックリしてしまいました。『マレフィセント2』は前作も大好きだったのですが、今回もすごくおもしろかったです。改めて観返してみて、やっぱりすごいなと思ったのは『チョコレートドーナツ』。キャスティングも絶妙で、カップルの「子どもを守りたい」という気持ちがビシビシと伝わってきました。観ている間、ずっと息が詰まっているような感覚があって、こんなに感情を揺さぶられる映画はなかなかないなと思っています。
2020年の抱負違う脳みその人が、いろいろな想いを持って
ひとつのものに向かっていく感覚をこれからも味わいたい!1993年、兵庫県生まれ。2016年公開の劇場アニメ「この世界の片隅に」で主人公・すずの声を演じ、第38回ヨコハマ映画祭「審査員特別賞」を受賞、高い評価を得る。2017年に自ら代表を務める新レーベル「KAIWA(RE)CORD」を発足。創作あーちすととしても活動を行い、2018年自身初の展覧会『‘のん’ひとり展‐女の子は牙をむく‐』を開催。2020年はヒロインを務めた映画『星屑の町』が公開される。
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服部昇大(漫画家)
どれも漫画の実写化作品なんですが、どれも原作の良い所をそれぞれ活かしていて特に『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』はフランスの作品ながら日本人にも笑えて驚愕するほどしっかり原作のテイストを再現していて、こういうリスペクト感は世界共通なんだなと感動すらしました。 ネットで叩かれがちな実写化映画ですが『ザ・ファブル』といい『翔んで埼玉』といい、しっかり作られてて笑える邦画の多かった年だったと思います。
2020年の抱負新しい作品も描いてみたい。
1982年生まれ。漫画家。著書に「魔法の料理かおすキッチン」「今日のテラフォーマーズはお休みです。」(集英社刊)ほか。「日ペンの美子ちゃん」(学文社)の6代目作画担当に就任。邦画を偏愛する女子高生が主人公の「邦キチ!映子さん」をWEBマガジンサイト「スピネル」にて連載中(既刊3巻)。
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堀越耕平(漫画家)
一番が『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で、その次が『スパイダーマン:スパイダーバース』ですね(笑)。あと今年観たなかだと『ヘレディタリー/継承』。あれがかなり衝撃的でした。Blu-rayを買って観たんですけど、アリ・アスター監督の次回作も楽しみです。あとは『来る』。悪霊を祓うはずなのにライブみたいになるし、すごいおもしろいんですよね。原作を買って読んだらライブみたいなシーンが無くて、でも面白くてゾワゾワしました。 ホラー映画を観ることが多いんですが、見てはいけないもの、特に生理的嫌悪感を抱かされるようなものを見せられると「ウワーッ」とのめり込んでしまうんです。ただ、基本的に僕はBlu-rayを買って自宅で観ることが多いので、もし劇場の大スクリーンで見ていたら、そこまで気楽に見ていられないかもしれないですね。
2020年の抱負映画のほかに、来年3月までテレビシリーズも続くので、そちらもよろしくお願いします。
1986年、愛知県出身。2010年に「逢魔ヶ刻動物園」で「週刊少年ジャンプ」にて連載デビューを果たす。2014年より3作目のジャンプ連載作品となる「僕のヒーローアカデミア」をスタートさせた。シリーズ累計発行部数2500万部を超える大ヒット作となり、テレビアニメ化、小説化、ゲーム化など幅広いメディア展開が行われ、2019年12月に劇場版第2弾『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』が公開、1月24日(金)からは「4D RISING<ライジング>上映」と題し、全国81劇場で同作のMX4D、4DX上映が開始となる。
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マイケル・ベイ(映画監督)
「今年のベスト映画」は、『フォードvsフェラーリ』(2020年1月10日公開)と私が監督したNetflix映画『6アンダーグラウンド』(配信中)かな!(笑)『6アンダーグラウンド』は、実際にフィレンツェなどでロケ撮影をしていて、リアリティが観ている方にも伝わると思う。ライアン・レイノルズをはじめ、世界各国のキャストが参加していて、多様性も感じられる映画になったよ。
今後の抱負『6アンダーグラウンド』の続編を作りたい!
1965年生まれ、カリフォルニア州ロサンゼルス出身。大学卒業後、ミュージックビデオの監督・演出家として高い評価を受け、カンヌ広告フェスティバル金獅子賞など数々の賞を受賞。1995年に『バッドボーイズ』で映画監督デビューを果たし、『ザ・ロック』『アルマゲドン』『パール・ハーバー』「トランスフォーマー」シリーズとヒット作を連発する。大迫力のアクションシーンやスタイリッシュな映像が特徴で“破壊王”の異名を持つ。オリジナル脚本で挑んだ、Netflix映画『6アンダーグラウンド』が配信中。
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前川知大(劇作家・演出家)
MCUもDCも面白かったけど、今年一番のヒーロー映画はシャマラン。監督個人の強い思いで作られた映画だと思うし、それがヒーローというテーマと響き合ってた。『バーニング 劇場版』見事な映画化。原作の不気味さがよく出ている。ただの田舎の風景や何気ないショットがとにかく禍々しい。『主戦場』よく作ってくれたし、上映を続ける映画館にも拍手。
2020年の抱負風邪をひかないでほしい。
1974年生まれ、新潟県出身。劇作家・演出家。「イキウメ」を拠点に、作・演出を手掛ける。映画化された作品に「散歩する侵略者」(黒沢清監督)、「太陽」(入江悠監督)。2020年5月から東京芸術劇場シアターイーストで新作公演。大阪、北九州、豊橋で7月まで上演予定。
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松本花奈(映画監督)
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万歳!ここは愛の道
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世田谷ラブストーリー
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人間失格 太宰治と3人の女たち
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万歳!ここは愛の道
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世田谷ラブストーリー >
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人間失格 太宰治と3人の女たち >
「万歳!ここは愛の道」は石井達也監督と記憶喪失になった彼女とのモキュメンタリー映画。脆くてずるくて、でもカッコいいんだよなあ。「世田谷ラブストーリー」は行定勲監督がbuck numberの楽曲を元に描いた短編映画でyoutubeで公開されています。この作品を見て来年の抱負は「素直になる」にしようと思いました。蜷川実花監督の「人間失格」は小栗旬さん演じる太宰治の瞳に何度も吸い込まれそうに…彼と同時代を生きた女性全員に激しく嫉妬してしまうほどの美しさでした。そしてそれと同時に何度も幸せとは何かを問われているような感覚になりました。
2020年の抱負素直になる。
1998年生まれ、大阪府出身。2016年に『脱脱脱脱17』で、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016で審査員特別賞&観客賞を受賞。2019年は連続ドラマ「平成物語」「ランウェイ24」なども手掛け話題となった。監督&脚本を務めた短編映画『またね』がYouTubeで公開中。また2020年4月には、監督作『キスカム!~COME ON, KISS ME AGAIN!~』が公開を控える。
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山崎 貴(映画監督)
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ラストレター
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チェルノブイリ
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ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~
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ラストレター >
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チェルノブイリ
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ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~
『ラストレター』は、僕が好きな岩井俊二監督が帰ってきた!と思った作品です。僕は『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』や『FRIED DRAGON FISH』で、衝撃を受けた世代なので、すごくうれしかったです。『チェルノブイリ』は、全世界の人が観るべきすばらしい作品です。ものすごい困難が起きた時、人がどう振る舞うべきかということ教えてくれる1作。ドラマというよりは、とてつもない巨大な映画作品になっています。『ポニョはこうして生まれた。 ~宮崎駿の思考過程~』は、NHKが密着取材したものをほとんど編集せずに、5枚組でリリースしたものです。超一級のドキュメンタリーですが、宮崎監督はあんなにすごいから、ああいう秀作を作れるんだと突きつけられます。これからも襟を正すために、時々このドキュメンタリーを観直そうと思いました。
2020年の抱負来年の目標は、宮崎監督くらい、一生懸命考えて映画を作りたいです!
1964年、長野県出身。13歳の時に『スター・ウォーズ』と『未知との遭遇』に出会い、特撮の道を志す。2000年『ジュブナイル』で監督デビュー。2005年に『ALWAYS 三丁目の夕日』で第30回報知映画賞、日本アカデミー賞を受賞。そのほか監督作に『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』『寄生獣』『海賊とよばれた男』『DESTINY 鎌倉ものがたり』などがある。2019年には『アルキメデスの大戦』『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』を相次いで発表し、シリーズ初のCGアニメとなった『ルパン三世 THE FIRST』が公開中。
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芳根京子(女優)
もともと『アナ雪』が好きで、なかでもめちゃめちゃオラフが大好きです。『アナと雪の女王2』は祖母が観たいと言ったので、母と父と4人並びで観ました(笑)。そんな家族との思い出も込みで、ダントツ1位です!2位の『居眠り磐音』は、自分が出演していることとは関係なく「時代劇ってこんなにエンタテインメントで、こんなに引き込まれるんだ!」と思えた映画です。3位の『アイネクライネナハトムジーク』は、本当にこの世界に登場人物たちが実在するような空気感がすごく好きでした。
2020年の抱負去年の自分を超えたい!いろいろなことにチャレンジする年にしたいです
1997年、東京都出身。主演を務めたNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」で人気を博し、映画『心が叫びたがってるんだ。』『累-かさね-』など話題作に出演。2019年には『居眠り磐音』で本格時代劇への初出演を果たした。2020年は『記憶屋 あなたを忘れない』『峠 最後のサムライ』など出演作の公開が控える。
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ロウ・イエ(映画監督)
2019年は『シャドウプレイ』に『サタデー・フィクション』と、2本の映画に携わっていたので非常に忙しく、たくさん映画を観ることができませんでした。でも、『 COLD WAR あの歌、2つの心』がとても良かったです!
2020年の抱負『サタデー・フィクション』を日本の皆さんに観ていただきたい
1965年生まれ、上海出身。第62回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した『スプリング・フィーバー』をはじめ、映画『ふたりの人魚』『ブラインド・マッサージ』などの監督を務める。2020年は第20回東京フィルメックスで特別招待作品として上映された『シャドウプレイ』、コン・リー、オダギリジョー共演でスパイが暗躍する大戦直前の上海を描いた『サタデー・フィクション』が公開となる。