アンドリュー・マッカーシー
Larry
リゾートでのんびりと過ごす遇末を夢見る新人類サラリーマンの2人がくり広げるコメディ映画。製作はヴィクター・ドレイ、監督はテッド・コッチェフ、脚本はロバート・クレイン、撮影はフランソワ・プロタット、音楽はアンディ・サマーズが担当。出演はアンドリュー・マッカーシー、ジョナサン・シルヴァーマンほか。
ラリー・ウィルソン(アンドリュー・マッカーシー)とリチヤード・パーカー(ジョナサン・シルヴァーマン)は、生命保険会社に勤める若手社員。ある日2人はコンピューターの記録から保険金の不正を発見。そこでさっそくそれを社長のバーニー(テリー・キサール)に報告すると、バーニーは2人に調査を命じた上、週末自分の別荘を使うように勧めてくれた。だがそれは罠で、不正の首謀者は実はバーニーだったのだ。そして待望のウィークエンド。バーニーは、共犯者の部下にその強欲さから、あっさり殺されていた。遅れて別荘に着いた2人はバーニーの様子がおかしいことに気付く。選末のお楽しみがパーになったと嘆くラリーだが、そこヘパーティーの招待客が続々とやってきた。あわてた2人はなんとバーニーを生きてるように見せかけ、パーティーを楽しむことにする。危い場面はあったものの何とか切りぬけていた2人だが、それを見てバーニーを殺したはずの男が慌ててボスに報告した。バーニーの机を探したラリーとリチャードは事の真相を知り、自分たちの命が狙われていることがわかった。“不死身”のパーニーを何度も殺しに来る敵を振り切って、ようやくモーターボートでの脱出に成功したかに思えたが、結局はバーニーに水上スキーをさせただけ。そしてついに敵が拳銃を手に乗りこんできた。別荘を逃げまわる2人は機転をきかせて殺し屋をやっつける。
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