コリー・ハイム
Lucas
4人の高校生たちの甘くせつない初恋と青春を描く。製作はデイヴィッド・ニクセイ、監督・脚本、デイヴィッド・セルツァーで本作品が監督デビュー作になる。撮影はレイナルド・ヴィラロボス、音楽は「ミラグロ 奇跡の地」のデーヴ・グルーシンが担当。出演は「ロストボーイ」のコリー・ハイム、ケリー・グリーン、チャーリー・シーンほか。
イリノイ州ディアー・パークに住む14歳の高校生ルーカス・ブライ(コリー・ハイム)は、ある日昆虫採集をしている時に出会った転校生で、ひとりぽっちでテニスをしている美少女マギー(ケリー・グリーン)に胸ときめかすが、16歳のマギーも、この少し変わった少年ルーカスが気に入り、2人は友だちになる。ルーカスたちの通うディア・パーク高はフットボールの名門校で、選手達の壮行会の日、壇上につまみ出され笑いものになるルーカスに淡い恋心を抱くリナ(ウィノナ・ライダー)は、マギーに夢中な彼に心は寂しかった。ある日ルーカスは、マギーとともに映画を観に行くが、そこで大男のフットボール選手ブルーノ(トム・ホッジス)にからまれる。そんな彼をかばうのは、フットボールの花形選手で、彼とは旧友のキャビー(チャーリー・シーン)だった。キャピーにはチアリーダーのアリス(コートニー・ソーンスミス)というガールフレンドがいたが、この一件以来マギーとキャッピーは親密さを増し、アリスは嫉妬心を抱くのだった。そしてルーカスも、2人がキスしている現場を目撃したことにより深いショックをうけるが、やがてキャピーへの激しいライバル意識を抱くようになり、彼はフットボール部に入部した。しかしコーチ(ガイ・ボイド)はルーカスの入部を拒否し、またブルーノの彼へのいびりも最高に達する。そしてライバル校ロックフォード校との試合の日、ゲームに出してくれと迫るルーカスに折れたコーチは出場を認めるが、大男たちの中で戦うルーカスはあまりにもみじめで、ついにタックルに押しつぶされて負傷してしまう。試合に負けた原因を作ったルーカスへのブルーノたちの報復を心配して皆が彼を見守る中、ルーカスは恐る恐るロッカーをあけると、そこにはフットボール部のジャンパーのプレゼントがあった。かくして、めでたくルーカスは、今や皆に認められる存在になったのである……。
Lucas
Maggie
Cappie
Alise
Rina
Bruno
Ben
Coach
監督、脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
字幕
[c]キネマ旬報社