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ヘンリー王子夫妻、エリザベス女王の確認前に娘の名前でドメイン名を登録

セレブリティ

ヘンリー王子夫妻、エリザベス女王の確認前に娘の名前でドメイン名を登録

ヘンリー王子夫妻が、6月4日のカリフォルニア時間午前11時40分に誕生した、第2子の娘にエリザベス女王のニックネームであるリリベットと命名したことが物議を醸しているが、夫妻が広報を通じて、「エリザベス女王に確認する前に、リリベットの名前を使用したドメインを取得したことを認めた」と各メディアが伝えている。

発端は「Telegraph」が、夫妻がGoDaddyを通じて「lilidiana.com」のドメイン名を5月31日に、「lilibetdiana.com」のドメイン名を6月4日に登録し、6月5日にアップデートされたことを証明する記録を入手。2人の広報に問い合わせたところ、「もちろん、名前が公表された後に悪用されることを防ぐために、可能性のある名前のドメイン名を複数購入することは公的な人物がよく行う行為だ」とコメントし、正当性を主張したとのことだ。

夫妻は、誕生から2日後の6日に、娘の誕生とリリベット・ダイアナ・マウントバッテン=ウィンザーと命名したことを発表。リリベットは、エリザベス女王の父親や家族が付けたニックネームであり、最後に女王をこの名で呼んでいたのは4月9日に亡くなった夫のフィリップ王配だけだったと言われている。

この命名が一部英国民を激怒させたが、夫妻の広報は「女王に相談した」と主張。それに呼応するかのように、9日にバッキンガム宮殿の関係者がBBCに対して「エリザベス女王は相談されていない」と語ったと報じると、すぐさまヘンリー王子が弁護士を通じて、「嘘と中傷を目的とした報道だ」とし、「娘が生まれて真っ先に女王に連絡した。女王のサポートなしにこの名前を付けることはありえない」として法的手段も辞さない構えを見せていた。これについて宮殿側もノーコメントを貫き、BBCもこのニュースを取り下げていない。

娘が生まれる前にドメインを登録していた証拠が明らかになったわけだが、広報の主張から考えれば、悪用を避けて、とりあえず候補の名前を登録。娘が生まれてすぐに女王に報告して許可を得て5日にアップデートし、6日に発表という流れであれば、彼らとしては、事前に相談したことを覆す資料にはならないだろう。


しかし英米に離れて暮らし、夫と愛犬を亡くしたばかりで、テレビで英王室を中傷した孫から「女王に敬意を表してリリベットと命名したい」と告げられた女王がノーを突き付けられるのかは、多くの人たちが疑問を持つところ。「相談ではなく決定事項のお知らせ」という印象を持ってしまう人もいるだろう。

英王室には、子どもの名前について事前にエリザベス女王に相談し、話し合う掟があるというが、もはや英王室を離脱した2人には通用しない常識。それでも公爵、公爵夫人を名乗り続けているヘンリー王子夫妻に、エリザベス女王がどのような審判を下すのか、今後の動向も注目されている。

文/JUNKO

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