永野芽郁&佐藤健、『はたらく細胞』でダブル主演!お互いの「集大成」と自信たっぷり。佐藤はアクションで“剣心超え”目指す

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永野芽郁&佐藤健、『はたらく細胞』でダブル主演!お互いの「集大成」と自信たっぷり。佐藤はアクションで“剣心超え”目指す

シリーズ累計発行部数1000万部を超えるメガヒット作を実写映画化する『はたらく細胞』(12月公開予定)の製作発表会見が6月11日に東京都内で行われ、ダブル主演として赤血球役を永野芽郁、白血球役を佐藤健が演じることが明らかとなった。会見に出席した永野と佐藤は、本作について自分たちの「集大成」だと並々ならぬ自信をのぞかせた。

『はたらく細胞』製作発表会見が開催された
『はたらく細胞』製作発表会見が開催された

細胞を擬人化して描き、その斬新かつユニークな設定が話題を呼んだ清水茜による漫画を実写化する本作。人間の体の中を舞台に繰り広げられる“世界最小の物語”を描く。メガホンを取ったのは、「翔んで埼玉」や「テルマエ・ロマエ」シリーズの武内英樹監督。立派な赤血球になることを目指して、体内の各器官に酸素を届けるために奮闘するキュートな主人公を永野。そんな赤血球と共に体内を守るもう一人の主人公で、外部から体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を排除する白血球を佐藤が演じる。

ステージにあがった永野は「私たちが演じるということを伝えることができて、うれしく思っています」とにっこり。「撮影が終わって、しばらく経って。この話を早くしたくてうずうずしていた」という佐藤は、「本当におもしろい。笑って泣ける、王道のエンタテインメント。楽しみながら、勉強ができる。孫に観せたい作品になった」と自信をにじませながら語り、会場の笑いを誘った。

【写真を見る】永野芽郁、顕微鏡をのぞく佐藤健に興味津々
【写真を見る】永野芽郁、顕微鏡をのぞく佐藤健に興味津々

会見に際して、世界最小となる超マイクロサイズ(タテ4ミリ)のポスターを制作。登壇者陣も顕微鏡をのぞいてポスターに見入りつつ、世界最小のポスターとしてギネス申請予定だと聞かされると、佐藤は「俺、ギネス初めてかも。光栄です」、永野も「私も!やったね!」と声を弾ませていた。

『はたらく細胞』製作発表会見に登壇した赤血球役の永野芽郁
『はたらく細胞』製作発表会見に登壇した赤血球役の永野芽郁

この日は、キャラクタービジュアルと映画の世界観が伝わる超特報も解禁となった。37兆個の細胞たちが働く人間のなかで、赤い帽子がトレードマークの赤血球と、顔も髪も真っ白な白血球が躍動する姿を捉えた映像で、永野は「おもしろそう!」とすっかり観客の気分になって期待。

佐藤健は、アクションも披露!『はたらく細胞』製作発表会見の様子
佐藤健は、アクションも披露!『はたらく細胞』製作発表会見の様子

佐藤は「これは間違いなく、我々2人の代表作となりますね」とニヤリとし、「過去一番おもしろいんじゃない?一番おもしろくて、(永野の)赤血球役はハマってたんじゃないですか。ぴったりでした。気に入っています」と大好きな作品になったという。細胞役のオファーを振り返ると、永野は「『赤血球役の話が来ている』と聞いて、どういうことか理解ができなくて。でもきっと、最初で最後の赤血球役だなとうれしく、楽しみにしていました」と喜んだことを明かし、佐藤は「漫画を読んでこの世界観に惚れてしまった。白血球役のイメージも湧きました。これをやらなかったら、俺はいままでなにをしてきたんだと。この役をやるために、俳優として頑張ってきたんだなと思いました」と熱弁が止まらず、これには永野も「そうだったんですか!?」とびっくり。佐藤が「集大成です」と話すと、永野も「私がやるべきだったし、私の集大成です」と楽しそうに続くなど、息ぴったりの様子を見せていた。また真っ白な姿で白血球を演じている佐藤を見て、永野は「笑いが止まらなくなった」と回顧して会見でも大笑い。佐藤は「白く塗られていけばいくほど、気持ちよかった」と新たな経験に充実感を味わっていた。

『はたらく細胞』製作発表会見の様子
『はたらく細胞』製作発表会見の様子

佐藤は、“武闘派”なキャラクターとして華麗なアクションも披露しているという。佐藤が主演を務めた「るろうに剣心」シリーズでもタッグを組んでいた大内貴仁が、アクション演出を担当した。大内の起用は佐藤から提案したものだそうで、佐藤は「ちょっとすっとぼけた作品だからこそ、アクションは本格的な方が映画としてメリハリがついておもしろいと思った。『るろうに剣心』から時間が経ってやりましたが、僕たちは『るろうに剣心』以上のアクションを見せないと、自分がやる意味がないと思った。結構頑張ったんです」と“剣心超え”を目指したと力を込め、「本当にいいものができました」と晴れやかに語る。

NHK連続ドラマ小説「半分、青い。」以来の共演となった永野と佐藤だが、佐藤のアクションを目の当たりにした永野は「かっこよかったです」と惚れ惚れとし、「前作でご一緒した時は、アクションシーンがなかったんですが、今回はキレキレに動かれていた。赤血球は白血球さんに守ってもらうこともある。私を全力で守ってくれる姿にキュンとしました」と心ときめくような白血球になっていると笑顔を見せていた。


『はたらく細胞』製作発表会見に出席した武内英樹監督
『はたらく細胞』製作発表会見に出席した武内英樹監督

体のなかに37兆個の細胞があるという設定のため、全国25都市で総勢7500人ものエキストラが参加する大規模な撮影が行われた本作。武内監督は「めちゃくちゃ笑えて、めちゃくちゃ泣ける。見たことがない世界観があって、アクションがある。白組のCGもある」と見どころばかりだと胸を張った。永野が「ワクワクしています。自信を持って『楽しみにしていてください』と言える作品ができて、すごくうれしいです」と熱っぽくアピールするなか、佐藤は「ヒーローもの」だと本作を分析。「体に侵入してきた悪のウイルスをやっつけるヒーロー。間違いなく、史上最小でもっとも身近なヒーローだと思う。僕は変身するヒーローをやっていた時期がある。人一倍、そういうジャンルにはうるさいというか、自負があります」と特撮ドラマ「仮面ライダー電王」の経験を思い返しながら、「かなり気合を入れて演じさせていただいた」とコメント。「特撮以来の爆破もやった」と打ち明けていた。

取材・文/成田おり枝

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