超可愛い! 「どーもくん」や「こまねこ」など癒し系キャラが大集合
人形や小道具を少しずつ動かしながら1コマ撮影し、それ自身が連続して動いているように見せるストップモーション・アニメーション。“コマ撮り”とも呼ばれるこの伝統技法は、『キング・コング』(33)や初期『スター・ウォーズ』などSF映画の特撮に使用されただけでなく、『ウォレスとグルミット』『ピングー』『チェブラーシカ』や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』など、数々の名作や名キャラクターを生み出してきたことでも知られている。
なかでも、日本を代表するストップモーション・アニメのキャラクターとして挙げられるのが、NHKのマスコットキャラ「どーもくん」ではないだろうか。1998年にNHK-BS放送開始10周年記念キャラクターとして誕生し、2004年からはNHK全体のマスコットに出世し、現在も活躍中。たわしのような四角く茶色い謎めいた風貌と愛らしい仕草、そして作品そのものの温かく楽しい世界観は海外でも人気は高く、今ではなんと100ヶ国以上の地域で放送されているというから驚きだ。
そんな「どーもくん」の作者・合田経郎が率いるアニメーション制作会社「ドワーフ」が生んだ人気キャラクターたちが大集合する「ドワーフのアニメ映画まつり」が開催。それぞれ違った短編を集めた“クリスマスプログラム”が12月17日から上映中で、さらに“お正月プログラム”が12月31日(土)から劇場で上映される。登場するのはCMなどでもおなじみの「こまねこ」や、日産の新キャラクター「PLUG」など、いずれもキュートなキャラばかり。朗読と音楽を槇原敬之が担当した「なまいきヴォルク」など、劇場初公開作品も含まれている。
CG技術が主流になっている現在、アナログなストップモーション・アニメの手作り感のある動きはどこか懐かしく、温かさと優しさを感じられるはず。ゆとりを忘れがちな年末年始の慌しいシーズンに、可愛いキャラクターたちでほっこり癒されるのも良いかも。【トライワークス】