伝説のヒーロー・ギャバンがゴーカイレッドの誕生日をお祝い!

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伝説のヒーロー・ギャバンがゴーカイレッドの誕生日をお祝い!

スーパー戦隊シリーズ35作品目の「海賊戦隊ゴーカイジャー」と、1982年に放送された「宇宙刑事ギャバン」の夢の競演が実現した特撮ヒーローアクション『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』。本作が公開初日を迎え、新宿バルト9の劇場では、ちびっ子や大人のファンの歓声に包まれながら、キャストの小澤亮太、山田裕貴、市道真央、清水一希、小池唯、池田純矢が登場。ギャバンの大葉健二も駆けつけ、舞台挨拶を行った。

キャプテンのゴーカイレッドを演じた小澤亮太は、「皆さんの拍手が一番のごほうび。皆さんに感謝です」と挨拶。ゴーカイブルーの山田裕貴は、「(ギャバン役の)大葉さんを撮影する時、スタッフさんの『大葉さんを撮るんだ』という気迫がすごかった。僕もいつかスタッフさんを動かせるような俳優になりたいと思った」と、今回の現場で感じた思いを語った。ゴーカイイエローの市道真央は、「牢屋の撮影が楽しかった」と話し、「声で石田彰さんが出演されると聞いて嬉しくって、アフレコを見に行きました」と、撮影以外の場所でも楽しんだようだ。ゴーカイピンクの小池唯は、「今回、初めて吊られたことが印象的でした。スタッフさんがみんなでロープで引っ張ってくれてるんですが、私もちょっとお手伝いしたので、メイキングに写ってるかも」と、撮影中のエピソードを披露。すると、ただ「ロープを持ってただけじゃないの?」とゴーカイグリーン役の清水一希から突っ込まれ、「ちゃんと持ってましたよ。結構重いんですよ」とキュートな笑顔を見せた。ゴーカイシルバー役の池田純也は「亮太くん、しゃべるのうまくなった。そんな亮太くんやだ(笑)」と観客から笑いを取りながら、「大葉さんが僕のアクションの練習を見てくれて、『今、体をしっかり動かせる若い俳優は少ないから続けた方が良いよ』と言葉をかけてくれた。一生の宝物になったなと思っています」と大葉との思い出を語った。

そして、あのテーマソングと共に大葉健二が登場! 大場が演じた「宇宙刑事ギャバン」は、1982年から放送され、その後もシリーズ化された“宇宙刑事”シリーズの元祖。コンバットスーツを0.05秒で蒸着し、宇宙の悪と戦う伝説のヒーローだ。また、大場自身、「バトルフィーバーJ」のバトルケニア、「電子船隊デンジマン」のデンジブルーなど、数多くのヒーローを演じてきたベテラン。今回の映画に参加した大場は、「30年経って、皺だらけなのに変身しました。若者の足を引っ張ってはいけないと思って一生懸命頑張りました」と、今回の撮影にかけた思いを話し、ゴーカイジャーのメンバーについては、「でかい。僕は顔が濃いけど、皆さん顔が綺麗で、汚しちゃいけないなと思った」と若いヒーローたちに愛情たっぷりのコメントを送った。

舞台挨拶後半、1月25日(水)に24歳の誕生日を迎える小澤亮太にバースデーケーキが運ばれた。このサプライズに小澤は、「こんな多くの人に祝ってもらったことはない。涙を流すというよりも発作を起こしそう。過呼吸になりそう」とあまりの嬉しさに動揺。市道からは「お昼にデザート食べてたけど大丈夫?」と胃袋を心配する声が。清水は「この一年間本当に支えたもらった」、池田は「やっぱり年上なんだな、こいつ」と言いながらも「いつも支えてもらってます」と日頃の感謝をそれぞれが口にした。そんなゴーカイジャーのメンバーに対し、大葉は「彼らは本当に素晴らしい絆で結ばれている。24歳、これから色々あると思うけど、派手に行っといで!」とエールを贈り、小澤は「24歳、飛躍できるような年にしたい!」と、24歳の抱負を語った。

最後に、小澤は「放送中のドラマもあと5話。映画とドラマを両方楽しんでくれたら、とても幸せです」と話し、大葉は「人間が忘れてしまった言葉や思いがこの作品でよみがえってくる。それらを一つでも心にキープしてもらいたい」と映画をアピールした。ギャバンとゴーカイジャーが宇宙の秩序を乱す悪党ザンギャックを相手に、激闘を繰り広げる本作。親子はもちろん、かつてギャバンを見て育ったギャバン世代も劇場で戦いのコラボを楽しもう!【取材・文/鈴木菜保美】

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