ウィリアム・ホールデン
George_Gibbs
ソートン・ウイルダー作の1938年度ピュリッツア賞戯曲の映画化 で、脚色には原作者と上演の際の演出者フランク・クレイヴィン及びハリー・チャンドリーが協力し「嵐の青春」のサム・ウッドが監督し、「駅馬車(1939)」のバート・グレノンが撮影、現代アメリカ第一流の作曲家アーロン・コブランドが伴奏音楽を書いている。設計は「嵐の青春」のウィリアム・カメロン・メンジース担当。主演は「アリゾナ(1940)」のウィリアム・ホールデンと「明日への戦い」のマーサ・スコットで前記クレイヴィンが説明者の役で出演するほか「ブロードウェイ(1941)」のフェイ・ベインダー、「南部の人」のビューラー・ボンデイ、「肉体と幻想」のトーマス・ミッチェル、「海賊ブラッド」のガイ・キッビー、「南風」のスチュアート・アーウィン等が助演している。
マサチューセッツ州の小都市グロブナース・コナースの町、1901 年から10年ばかりの間の生態を描くものである。町の医師ギブスの家と、町の新聞の編集発行者ウエップの家と、隣同士の家庭を中心に、その家族の生活が主として写される。ギブスの長男ジョージとウェップの長女エミリーとは、同じ年で、同じハイスクールの生徒である。幼なじみの親しさは、ハイスクールを卒業する年頃には恋愛にまで発展した。エミリーは頭もよく学校の成績もいいが、ジョージはあまり学問に興味がなく、カレッジへも進学しないで、ハイスクールを卒えると、伯父の農場を継いで農夫となる。そのとき、ジョージはエミリーを妻に迎える。二人の結婚式はグロヴナース・コナースでも、最も美しい結婚式といい伝えられるほどであった。二人の間には一人の子が生まれ、二人目の子のお産の時、エミリーは産じょくにあって死にひんし、いったん仮死に陥るが、義父ギブス医師の看病で、無事に出産し、彼女も命をとりとめた。
George_Gibbs
Emily_Webb
Mr._Morgan
Mrs._Gibbs
Mrs._Webb
Dr._Gibbs
Mr._Webb
Newsom
Simon_Simpeon
監督
原作戯曲
製作
撮影
音楽
美術
脚色
脚色
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