暗い過去を背負ったおとり捜査官がカスタムメイドのハーレーに跨がり、麻薬組織撲滅に挑むバイク・アクション。監督、 脚本は「レッド・オクトーバーを追え!」などの脚本で知られるラリー・ファーガソンで、本作が監督デビュー作。多くの事件を解決してきた実在のおとり捜査官ダン・ブラック(本作の技術アドバイサーでもある)の実話をもとにしている。製作は「愛を殺さないで」のジョン・フィードラーと「キングの報酬」のマーク・ターロフ。撮影は「メイフィールドの怪人たち」のロバート・スティーヴンス。音楽はコリー・レリオスとジョン・ダンドレアが担当。主演は「ホット・ショット」のチャーリー・シーン。「クィーンズ・ロジック 女の言い分・男の言い訳」のリンダ・フィオレンティーノ、「レザボア・ドッグス」のマイケル・マドセンらが共演。
ストーリー
アリゾナの警官ダン・サクソン(チャーリー・シーン)は、猟銃を乱射しているアパッチ族の老呪術師まやかしチャーリー(リノ・サンダー)に自分の影に怯えて影を捨てた勇者についての神話を聞く。その事件直後、署長と対立し免職になったダンは、彼の過去を知る州検事局特捜課のブライス(コートニー・ヴァンス)に麻薬おとり捜査官として選ばれた。ダンは凶暴なリーダー、ブラッド(マイケル・マドセン)率いる、麻薬と武器の密売ルートを仕切っている暴走チームジャッカルズに潜入し、持ち前の腕と度胸で信頼を得て次々と証拠を入手することに成功するが、その一方で自分が闇の世界に引き込まれつつあることに恐怖を感じ始める。そんな中、ダンは写真家のルネ(リンダ・フィオレンティーノ)と恋に落ちた。カリフォルニア、アリゾナ、ネヴァダ三州に渡る麻薬密売組織の一斉検挙が始まり、ダンは逮捕状を手にブラッドの住むトレーラーに単身乗り込んでいった。ダンは自分の正体を明かし、ブラッドと銃で対決して見事に彼を仕留め、暴走族たちは次々と検挙されて作戦は成功となったのだった。
キャスト
チャーリー・シーン
Saxon
リンダ・フィオレンティーノ
Rene
マイケル・マドセン
Blood
コートニー・B・ヴァンス
Conroy Price
レオン・リッピー
Virgil
Dennisay Riddell
Catmeal
リノ・サンダー
Borgus Charlie
リップ・トーン
Prescott
スタッフ
監督、脚本
ラリー・ファーガソン
製作
ジョン・フィードラー
製作
マーク・ターロフ
撮影
ロバート・スティーヴンス
音楽
コリー・レリオス
音楽
ジョン・ダンドリア
美術
ジェームズ・L・ショップ
編集
ロバート・C・ジョーンズ
衣装デザイン
イレーヌ・メルツァー
字幕
松浦美奈
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作品データ
[c]キネマ旬報社