C・トーマス・ハウエル
Rick
大人でも子供でもない年頃、17歳の純粋で激しい恋をノスタルジックに描いたラヴ・ストーリー。監督、脚本は「ブラック・レイン」の脚本で知られ、本作が本格的監督デビュー作となるクレイグ・ボロティン。製作は「プリティ・ウーマン」の名コンビ、アーノン・ミルチャンとスティーヴン・ルーサー。撮影はクリント・イーストウッドお気に入りのキャメラマンとして知られ、「ビバリーヒルズ・コップ」なども手掛けたブルース・サーティーズ。音楽は「あなたに恋のリフレイン」のデイヴィッド・ニューマン。主演は「アウトサイダー」のC・トーマス・ハウエル、「ケープ・フィアー」のジュリエット・ルイス、そして12歳の子役エリザ・ダシュク。
1961年、ニューヨーク州ロングアイランド。最近この町に引っ越してきたシェリル(ジュリエット・ルイス)はレコードに合わせて踊るのが大好きな、ちょっぴり大人っぽい17歳の高校生。向かいの家の10歳の少女アリス(エリザ・ダシュク)は、そんな彼女に憧れ、毎日自分の部屋からシェリルを観察していた。ある日シェリルは、ボーリング場の受付でバイトをしている不良のリック(C・トーマス・ハウエル)と出会う。シェリルが男の子たちとボーリングをしていると、突然父親が死んだという知らせが届いた。理想の男性は父親とケネディ大統領と言っていたシェリルにとって、その悲しみは言いようもないほどだった。お葬式の夜、シェリルはひとりで家を出、それを見ていたアリスは後を追い、初めてシェリルと言葉をかわす。シェリルはボーリング場へ向かっていた。リックは悲しみに沈むシェリルを慰め、2人の仲は急速に進展していった。しかし、家の前で平気でイチャイチャする2人は近所の人々のひんしゅくをかい、アリスの父親が怒鳴りこんで来たのを契機に、シェリルは外出禁止にされる。ところがアリスのおかげで、その後もシェリルはリックと会えた。そんな時、シェリルが妊娠したことがわかる。カソリック教徒の母親は未婚の母の家で出産させようとし、シェリルはリックに会えないまま出発。リックはすでにシェリルがいないことを知って荒れ狂い、近所の人たちと大乱闘。それを見ていたアリスは大人たちのもめごとに嫌気がさし家出、リックと共にシェリルのいる未婚の母の家へ行く。やっと2人は再会するが、リックの愛をシェリルは拒んだ。泣き濡れて長距離バスに乗ったアリスが最後に見たのはリックとシェリルの抱き合う姿、アリスが信じたとおり2人の恋に終りはなかった。家に帰ったアリスは前よりちょっと大人になった気がした。
Rick
Sheryl O'Conner
Ann O'Conner
Alice Bloom
Carol Bloom
Larry Bloom
監督
原作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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