クリスティン・ラーティ
Meredith
空間恐怖症の女性が、自宅という密室の中で殺人に脅かされるというサイコ・スリラー。監督はカルトムービーの傑作として名高い「クロスオーバー・ドリーム」のレオン・イチャソ。エグゼクティブ・プロデューサーはジュディー・グレッグ。計算しつくされた幻惑的なカメラを担当しているのは「キング・オブ・ニューヨーク」のボージャン・バゼリ。前編を盛り上げる音楽は「ハンガー」のマイケル・ルビーニ。
メレディス・コール(クリスティン・ラーティ)は、一人息子のショーン(トーマス・イアン・ニコラス)と郊外の一軒家で暮らしている。空間恐怖症という病気のために、家から一歩も外へ出ることができない彼女は、絵本のイラストを書いて生計を立てていたが、それ以外にも収入を得ようと下宿人を置くことにした。そこへジェーン(ジェニファー・ルービン)という若い女性が現れ、兄と称する男ピーター(ディラン・マクダーモット)と共にメレディスの家に居候することになる。しかし、彼らはダイヤ強盗と殺人の罪で警察に追われている恋人同志だった。時を同じくして、メレディスの先夫ブランドンが、ショーンを引き取りたいと申し出てくる。仕方なくブランドンの提案に従ったメレディスは、最愛の息子と別れた寂しさから、ピーターに心を寄せるようになるが、プールで抱き合うジェーンとピーターの姿を目撃し、ショックを受ける。さらに彼らの部屋で、人間の指と盗まれたダイヤを発見し、初めて2人の正体を知るのだった。ジェーンとピーターは素性がバレたことに気付き、それまでの態度とは一変してメレディスを軟禁する。メレディスは隙をついて脱出するが、彼女には庭に出るのが精一杯だった。再び、軟禁されたメレディスは、ジェーンの部屋で見つけたダイヤをこっそり隠し、ピーターとジェーンを仲たがいさせようと企む。案の定、ジェーンは凶暴に怒り狂い、逃亡を図ろうとしたピーターをナイフで刺してしまう。父親の元から戻って来たショーンを人質に取り、メレディスを無理矢理外に引きずり出したジェーンは、追いかけて来たピーターと口論になる。その際、メレディスとショーンは2人から逃れることに成功。ピーターはジェーンの持っていた銃によって命を落とし、ジェインも警官の前で自殺するのだった。
Meredith
Peter
Jane
Brandon
Sean
Carl
監督
脚本
原作、製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
編集
字幕
[c]キネマ旬報社