ジェームズ・ウッズ
Gabriel Caine
天才的な詐欺師が仕掛ける一大ボクシング博を描いた作品。監督は「ゴールデン・チャイルド」のマイケル・リッチー、製作は「ジャックナイフ」のロバート・シャッフェル。レナード・ワイズの小説「ディッグスタウンの戦い」をもとに、「ハード・トゥ・キル」のスティーヴン・マッケイが脚本を執筆。撮影はゲイリー・フィッシャー、音楽は「メジャーリーグ」のジェームズ・ニュートン・ハワードが担当。主演は「ハード・ウェイ」のジェームズ・ウッズ、3ヵ月に渡ってウェート・トレーニングとスパーリングを積み、ボクサー役に挑んだ「エイセス 大空の誓い」のルイス・ゴセット・ジュニア、「アフター・ダーク」のブルース・ダーン。
ストーリー
ウィンフィールド刑務所に服役中の天才詐欺師ガブリエル・ケイン（ジェームズ・ウッズ）は、ボクシング博で億万長者になったジョン・ギリオン（ブルース・ダーン）の話を聞き付ける。彼は名ボクサー、チャールズ・メイカム・ディッグズ（ウィルヘム・ボン・ホンバーグ）の最後の試合で、自分がマネージャーをしていながら、相手選手に大金を賭けて勝ったのだ。ケインは仲間のフィッツ（オリヴァー・プラット）に指示を出し、出所と同時に行動を開始、言葉巧みにギリオンに接近した。ケインはギリオンに、10人のボクサーを相手にしても、ハニーロイ・パマー（ルイス・ゴセットジュニア）なら勝てると豪語し、10対1の賭けの勝負を承諾させた。ケインは、刑務所で親友だったウルフ（ランダル・テックス・コブ）の妹、エミリー（ヘザー・グラハム）を訪ねるが、ウルフは出所直後にギリオンの手下に殺されてしまう。ケインは、ギリオン側の選手の一人、サム（ロジャー・ヒューレット）を買収した。遂に試合の当日、1人目の選手をパーマーがノックアウトしたところで、ギリオンは賭け金を25万ドルにすると約束、同時にサムが買収されていたことを知った彼は、5人目にパーマーと対戦するサムの兄に、勝たなければ弟の命はないと威す。サムの兄が負け、サムは殺され、試合は一時中断。自身も襲われ、仲間が重傷を負わされたケインは激怒し、ギリオンに150万ドル賭けないと、ディッグズの試合での行為をばらすと言い放った。試合は再開され、パーマーは勝ち続ける。7人目の対戦相手としてギリオンの息子が現れたが、リングに上らず不戦勝、最後の相手の現役プロボクサーにも勝利するが、ギリオンが、息子が戦っていないので、もう一人と戦えとクレームをつける。しかし最後の対戦相手のボクサーは、ケインの刑務所時代の仲間だった。その男は、簡単にパーマーの前に倒れ、ケインは大勝利をおさめるのだった。
キャスト
ルイス・ゴセット・ジュニア
Honey RoyPalmer
ブルース・ダーン
John Gillion
オリヴァー・プラット
Fitz
ヘザー・グラハム
Emily Forrester
ランダル・テックス・コブ
Wolf Forrester
トーマス・ウィルソン・ブラウン
Robby Gillion
オレステス・マタセーナ
Victor Corsini
ヴィルヘルム・フォン・ホンブルク
Charles Macum Diggs
スタッフ
監督
マイケル・リッチー
脚本
スティーヴン・マッケイ
原作
レナード・ワイズ
製作
ロバート・シャッフェル
撮影
ゲリー・フィッシャー
音楽
ジェームズ・ニュートン・ハワード
美術
スティーブン・ヘンドリクソン
編集
ドン・ジンマーマン
字幕
岡枝慎二
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Midnight Sting
- 製作年
- 1992年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- MGM映画＝UIP
- 初公開日
- 1993年2月20日
- 製作会社
- シャッフェル＝エレクトリックフィルムズプロ作品
[c]キネマ旬報社
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