シャロン・ストーン
Nicole Horner
暴力的な男を妻と愛人が共謀して殺した事件の顛末を、二転三転するプロットとショック演出の多用で綴ったサスペンス・スリラー。アルフレッド・ヒッチコックと並ぶサスペンス映画の巨匠、アンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督で55年に映画化されたフランス推理小説界の重鎮、ピエール・ボワロー&トマ・ナルスジャックの小説『悪魔のような女』(ハヤカワ・ミステリ文庫刊)を、米仏の3大女優の共演で再映画化。監督には「ナショナル・ランプーン クリスマス・バケーション」「妹の恋人」の新鋭ジェレマイア・S・チェチック。脚本は「ルームメイト」のドン・ルース。製作は「マルコムX」のマーヴィン・ワースと、モーガン・クリークの主宰者で「メジャーリーグ」シリーズのジェームズ・G・ロビンソン。エクゼクティヴ・プロデューサーは、ゲイリー・バーバー、ビル・トッドマン・ジュニア、ジェリー・オフセイ、チャック・ビンダーの共同。撮影は「ブラック・ローブ」のピーター・ジェームズ、音楽は「エンジェルス」のランディ・エデルマン、美術は「キルトに綴る愛」のレスリー・ディリー。主演は「カジノ」のシャロン・ストーン、「王妃マルゴ」のイザベル・アジャーニ、「どんな時も」のキャシー・ベイツ。共演は「ユージュアル・サスペクツ」のチャズ・パルミンテリ、「ザ・ペーパー」のスポルディング・グレイ、TVドラマ『シカゴ・ホープ』のアラン・ガーフィールドほか。
全寮制の聖アンセルム男子校。野心家の理事長ガイ・ブラン(チャズ・パルミンテリ)は、生まれつき心臓の弱い学校長の妻ミア(イザベル・アジャーニ)と結婚したおかげでその地位と財産を手に入れた男。そのうえ教師の一人、ニコル(シャロン・ストーン)と、公然の愛人関係にあった。ニコルはガイとのセックスに溺れる一方で、ガイの酷い仕打ちからミアを常に庇っていた。ある嵐の夜、浴室で心臓発作を起こして倒れたミアをガイは冷たく置き去りにした。翌日、全校生徒のいる食堂で侮辱されたミアが泣いて逃げると、ガイは後を追ってセックスを強要。次の朝、ミアの前に現れたニコルも、ガイに殴られた跡をサングラスで隠していた。2人はついにガイを殺す計画を実行に移す。罪の意識にさいなまれながらもミアは、共犯の道を選ぶ。週末、彼女たちはピッツバーグにあるニコルのアパートへ向かった。そして、夜、ミアは離婚話がしたいとガイを呼び出した。ニコルはガイに姿を見られないようにし、隣家の夫婦の家で過ごしてアリバイを作った。そして睡眠薬入りの酒を飲んで昏睡状態のガイを、2人でバスタブに沈める。一度は息を吹き返したたものの、激しい格闘の末についにガイの息の根も止まる。翌日の夜中、彼女たちは死体を学校のプールに沈める。ニコルの計画では、酔ったガイが足を滑らしプールで溺死した、との青写真だった。彼女は生徒たちの見ている前でわざと鍵束をプールに落とし、水を抜いて探すように仕向ける。ところが、死体はなかった。予想外の展開に慌てるニコルとミア。数日後、30km離れた街で身元不明の溺死体が発見された記事を新聞で読んだミアは、その街の警察署に赴く。だが、死体はガイではなかった。彼女はその署の元刑事で、今は私立探偵をしている中年の女シャーリー(キャシー・ベイツ)と知り合う。協力を申し出たシャーリーは、ガイの行方を調べると約束した。やがて、ニコルとミアに、殺人現場を目撃したと仄めかす謎の人物からの脅迫が続く。焦燥感を覚える彼女たちの前に、ガイの子を妊娠したと言う女が現れ、堕胎費用を請求した。愛人はニコルだけではなかったのだ。そんなある夜、誰もいないはずのバスルームから物音が・・・。
Nicole Horner
Mia Baran
Guy Baran
Shirley
Simon Veatch
Edie Danziger
Leo Kataman
Erik Pretzer
Lisa Campos
監督
脚本
原作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
[c]キネマ旬報社