テイラー・ニコルズ
Ted Boynton
冷戦末期のスペインを舞台に、情熱的な美女と二人のアメリカ人青年の恋愛をユーモラスに描いた一編。監督・脚本・製作は「メトロポリタン」のホイット・スティルマン。共同製作はエドモン・ロッシュ、セシリア・ローク、撮影はジョン・トーマス、音楽はマーク・スオッゾ、美術はホセ・マリア・ボティネス、衣裳はイーディ・ジグェールがそれぞれ担当。出演は「メトロポリタン」のテイラー・ニコルズ、クリス・アイグマン、95年度アカデミー助演女優賞を受賞した「クイズ・ショウ」などのミラ・ソルヴィーノ、「スウィング・キッズ」のタシュカ・ハーゲンなど。
ストーリー
冷戦末期。スペイン、バルセロナ。テッド（テイラー・ニコルズ）はアメリカ系企業で働くセールスマン。そんなある日、いとこの海軍将校フレッド（クリス・アイグマン）が突然来訪、あつかましく居候をはじめた。失恋直後で傷心いえないフレッドはこれを怒り、二人はケンカをはじめた。そんな二人を、見本市をコンパニオンの美女たちが仮装パーティに誘う。フレッドはその中の一番の美女マルタ（ミラ・ソルヴィーノ）と、テッドは金髪が素敵なモンセラート（タシュカ・ハーゲン）という女性と交際をはじめることに。4人が連れ立って出歩く日々が続くが、テッドとフレッドは2人の美女の奔放さに呆れるばかり。フレッドの真剣さにもかかわらず、モンセラートは同棲相手で反米思想のジャーナリスト、ラモンのもとに戻ったまま帰らなかった。折あしく、スペインでは反米気分が最高潮。テロリストの襲撃も日常化し、フレッドまでもが狙われはじめた。その矢先、フレッドはマルタの部屋で銃撃されて重傷を負う。慌てて病院にかけつけるテッド。しばらく後。ようやくフレッドにも意識も戻り、二人は帰国を決めて、バルセロナ生活も終わりを告げた。
キャスト
クリス・アイグマン
Fred Boynton
タシュカ・ハーゲン
Montserrat
ミラ・ソルヴィーノ
Marta
ペップ・ムネー
Ramon
ヘレナ・テイラー
Greta
ヌリア・バデア
Aurora
トーマス・ギブソン
Dickie Taylor
スタッフ
監督、脚本、製作
ホイット・スティルマン
共同製作
エドモン・ロッシュ
共同製作
セシリア・ローク
撮影
ジョン・トーマス
音楽
マーク・スオッゾ
美術
ホセ・マリア・ボティネス
編集
クリストファー・テレフセン
字幕
細川直子
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社
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