ジェイソン・プリーストリー
Cosmo
若き天才殺し屋の青春像を、クールかつユーモラスなタッチで描いたサスペンス編。監督・製作・脚本は、テレビ界で活躍し、2度のエミー賞に輝く33歳のM・ウォーレス・ウォロダースキーで、これが初の劇場用映画。製作は、脚本にひかれて映画化を進めた俳優のマイケル・J・フォックス(助演も)と、マット・トルマック、ブラッド・ジェンケル、「蜘蛛女」のコンビであるブラッド・クレヴォイとスティーヴ・ステイブラーの共同。撮影はロバート・イオマン、音楽はスティーヴ・バーテク、美術はレイ・フォックスが担当。ロボットめいた無機的な演技を見せた主演は、「カレンダーガール」やテレビ『ビバリーヒルズ高校白書』のジェイソン・プリーストリー。共演は「花嫁のパパ」のキンバリー・ウィリアムズ、「マスク」のピーター・リーガート、『ワイルド・パームス』(V)のロバート・ロッジアほか。
コズモ(ジェイソン・プリーストリー)は、L.A.の老人ホームの地下室で、賭博の電話受付の仕事をしている。ある日、マフィアのボスが死に、新しいボスのゴードン(ロバート・ロッジア)から呼び出された彼は、ヒットマンになることを命じられる。翌日、ベテランの殺し屋スティーヴ(ピーター・リーガート)の所へ送られたコズモは、ヒットマンとしての訓練を始めた。初めて拳銃を持ったコズモだったが、スティーヴは彼の射撃の才能に舌を巻く。スティーヴの指導の下、著しい進歩を遂げるコズモに、初仕事が命じられたが、スティーヴとのコンビで、仕事は完璧だった。完全に殺し屋に成りきっていない自分を自覚したコズモは、ヨガ教室に足を運ぶ。そこで彼は美しいインストラクターのジャスミン(キンバリー・ウィリアムズ)と出会い、彼女に強くひかれていく。その間にも彼の仕事は続き、コロンビア人の麻薬密売人や、幸せそうな税理士ティム(マイケル・J・フォックス)とその妻を標的に、コズモの銃は冷酷に火を吹く。一方で、ジャスミンとの仲は急速に進展するが、彼の心は揺れていた。そんなある夜、ゴードンが突然訪れ、スティーヴを始末することを命じる。翌朝、ようやくジャスミンと結ばれたコズモは足を洗うことを決意し、スティーヴを躊躇なく殺した。彼はジャスミンに自分の正体を告白するが、彼女は激しく拒絶する。コズモは二度と殺しはやらないと誓い、ジャスミンも折れて二人で乾杯した。
Cosmo
Steve
Jasmin
Gordon
John
Rose
Tim Alexander
監督、脚本
製作
製作
製作
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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