ウォーレス・ショーン
Vanya/As Himself
アンドレ・グレゴリー演出によるチェーホフの『ワーニャ伯父さん』の通し稽古を、稽古のままフィルムに納めながら、そこに既存の映画・演劇の枠を越えた人間のドラマを映し出す演劇ドキュメンタリー。監督は「死刑台のエレベーター」「ダメージ」の才人ルイ・マルで、95年死去した彼の遺作となった。本作の収録版は、アンドレ・グレゴリーのために「摩天楼を夢みて」の劇作家/映画監督のデイヴィッド・マメットが現代的な解釈を加えて脚色した台本を用いて、89年から延べ4年に渡ってリハーサルが続けられたものだが、正式の舞台公演はされていない。マルは91年にこの通し稽古を見て映画化を思い立ち、94年5月に実現した。マルは『My Dinner with Andre』(81)でグレゴリーとウォーレス・ショーンの対話劇を取り上げており、二人はそれ以来の友人。撮影は「リービング・ラスベガス」のデクラン・クイン、美術はユージン・クイン、編集はナンシー・ベイカー。音楽は著名なジャズ・サックス奏者デューイ・レッドマンの息子であるジョシュア・レッドマン。出演は、「最後の誘惑」など映画出演もあるアンドレ・グレゴリーが演出家、その俳優たちに「ミセス・パーカー ~ジャズエイジの華~」のウォーレス・ショーン、このリハーサルを見たロバート・アルトマンにより「ショート・カッツ」に配役されたジュリアン・ムーア、「羊たちの沈黙」のブルック・スミスなど、ブロードウェイを中心にアメリカ演劇で活躍する名優たちが顔を揃える。
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
Vanya/As Himself
Elena/As Herself
Nanny/As Herself
Maman/As Herself
The Doctor/As Himself
The Professor/As Himself
Sonya/As Herself
Waffles/As Himself
As Himself
Madame Chao
監督
原作
舞台演出
撮影
音楽
美術
編集
舞台版脚色
字幕
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