リチャード・グリーコ
Nicky
命知らずのドライバーたちが公道で繰り広げる違法レースで連戦連勝を重ねる、天才レーサーの明日なき青春像を描いたカー・アクション。マスタング、デュース・クーペ、シボレー・シェベルなど、十数台に及ぶカーマニア垂涎のV8の名車が続々登場し、本物の迫力に満ちた走行シーンを繰り広げるのが見どころ。演出に当たり、ブルース・スプリングスティーンの名曲Born to Run(邦題『明日なき暴走』)にインスパイアされたという監督は「プリンス パープル・レイン」のアルバート・マグノーリ。脚本はランドール・M・バダットとフランク・ビテット。製作はブルース・ビンコウと「フラットライナーズ」のピーター・マクレヴィーの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ガンメン」「アフリカン・ダンク」のランス・フール。撮影はトビアス・シュライスラー、音楽はサイモン・フラングレン、スタント・コーディネーターはトニー・モレリが担当。主演はモデル出身で「モブスターズ 青春の群像」『ティーン・エージェント』(V)のリチャード・グリーコ。彼のモデル仲間で『ファースト・ゲッタウェイ』(V)のシェリー・レザーがグラマラスな肢体も披露して本格的に映画デビューを飾ったほか、「殺しのイリュージョン」のジョー・コルテーゼらが共演。
若き天才街道レーサーのニッキー(リチャード・グリーコ)と、彼の親友でメカニック役のジェイミー(クリスチャン・キャンベル)は、真夜中の湾岸線で行われる違法レースで向かうところ敵なし。だが、レースの元締めのフィル(ジョー・コルテーゼ)にとって、金で言うことをきかないニッキーは邪魔な存在だった。フィルはニッキーに打ち勝つため、腕に自慢のレーサーを雇って次々と差し向けた。そのひとり、トーチの妨害により誤ってニッキーは彼の弟分のアートを事故死させてしまい、違法レースを追うバスキン刑事(ジョン・ノヴァク)の厳しい尋問に遇う。警察とギャングの双方に監視されるニッキーは、かつてはフィルの女だったサリー(シェリー・レザー)との恋に束の間、心安らぐ。一方、中古車販売店を経営する彼の兄、リッチー(ジェイ・エイコヴォーン)は賭けレースで大損し、店を差し押さえられて自暴自棄になって、フィルの高級車を盗んで売り飛ばす。だが、車内にあったレースの裏情報が詳細に書き込まれた手帳を探すフィル一味はリッチーを非情なリンチにかける。血まみれの兄を抱き抱え、怒りが頂点に達したニッキーは、偶然手に入れた手帳を自らの潔白を証明するためにもバイロンに手渡した。フィルとの決着はレースでつけることになり、怪物車プリムス・ダスターを駆るザ・ストレンジャーと名乗るレーサーと最終バトルが始まった。ニッキーは愛車マスタングのニトロ・インジェクター装置のバルブを全開にし、プリムスを弾丸のように抜き去った。しかし、次の瞬間、彼と愛車は火だるまとなった。
Nicky
Sally
Phil
Richie
Jamie
Raymond
Father
Baskin
監督
脚本
脚本
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
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