デイヴィッド・ブラッドリー
Jack Ryan
90年代を代表するマーシャル・アーツのスター、デイヴィッド・ブラッドリー主演の近未来アクション。前作では悪の犯罪組織が善良な人間を殺戮マシーンに仕立てあげるという設定だったが、今回はそのパターンが逆で、極悪人が不死身のサイボーグにされたのをいいことに、さらに悪の所業を極めようとするストーリーになっている。監督・原案は前作に引き続き、最近作「ブラッド・ウォリアー」でも豪快なアクションを手掛けたサム・ファーステンバーグ。製作はダニー・ラーナー、撮影はジョゼフ・ウェイン、音楽はボブ・ミソフが担当。悪のサイボーグに扮するのはハンガリー出身の俳優、モーガン・ハンター。主人公に力を貸すエリート女性官僚役をダンサーモデル出身のジル・ピアースが演じている。
荒くれ刑事ジャック・ライアン(デイヴィッド・ブラッドリー)は古巣の麻薬捜査局(DEA)に復帰し、忙しい日々を送っていた。そんな折、海兵隊の軍曹あがりの犯罪者、スタークレイヴン(モーガン・ハンター)は麻薬組織のアジトを急襲、駆けつけた警官の中に宿敵を狙うライアンを見つけた。スタークレイヴンはライアンと大立ち回りを演じた末に、彼の相棒を殺し、逆上したライアンに瀕死の重傷を負わされ、逮捕される。裁判でスタークレイヴンには死刑判決が下る。ところが彼の姿は処刑直前に刑務所から消える。実は政府の反テロリスト集団(ATG)が、指揮官リズ・マクドゥエル(ジル・ピアース)以下の命令で、スタークレイヴンを、国際テロリズムに対抗するためのスーパーサイボーグ″スパルタクス″に改造したのであった。ところが、人間に絶対服従のはずのサイボーグ″スパルタクス″が自分の意志をもち行動をはじめたのである。スパルタクスの指揮の下、何体もあったサイボーグたちが反乱を起こし、研究者たちは惨殺され、サイボーグらは外に出た。スパルタクスはサイボーグたちを伴い、ATGのサイボーグ製造工場を襲撃、占拠し、ここを拠点にサイボーグによる国家の建設をうたいあげた。一方、消えたスタークレイヴンの行方を追っていたライアンは、秘密を知られたくないATGの妨害を受けるうちに、スタークレイヴンがサイボーグに改造された事実を知る。そしてリズらによって燃料供給が停止された工場を出たサイボーグたちはガソリンスタンドを襲撃、そこでライアンはスパルタクスにめぐりあう。激闘の末、スパルタクスは傷ついて逃げるが、ほどなく復活、逆に今度はライアンを襲い、彼の寄宿先のサイボーグ追跡の功労者の元保安官サムを殺す。覚悟を決めたライアンは、リズと会い、両者は協力してサイボーグ壊滅に乗り出すことになる。死闘の末、スパルタクスは破壊され、工場は爆弾で跡形もなく消え去るのだった。
Jack Ryan
Starkraven Spartacus
Lis McDowell
Sam Pickens
Captain Salerno
監督、原案
脚本
脚本
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
特殊効果
字幕