ブレンダン・フレイザー
Chazz
スターを夢見る無名の3人組のロックバンドが、偶然からラジオ局を占拠してしまう騒動を描いたコメディ。監督は「ヘザース ベロニカの熱い日」「ハドソン・ホーク」のマイケル・レーマン。脚本は26歳の新鋭で、これが初のメジャー作品となるリッチ・ウィルクスのオリジナル。製作は「プロブレム・チャイルド うわさの問題児」のロバート・シモンズと「サンドロット 僕らがいた夏」のマーク・バーグ。撮影は「妹の恋人」のジョン・シュワルツマン、美術は「恋はデ・ジャブ」のデイヴィッド・ニコルズ。音楽はオリジナル・スコアをカーター・バーウェルが書き、ロック雑誌の編集者出身のロン・フレンドの音楽監修の下、ホワイト・ゾンビ(特別出演で演奏も)、モーターヘッド、アンスラックスら西海岸を代表するハードロック/ヘヴィメタル・バンドのヒット曲全18曲が全編に流れる。主演は「原始のマン」「青春の輝き」のブレンダン・フレイザー、「イン・ザ・スープ」のスティーヴ・ブシェーミ、「コーンヘッズ」のアダム・サンドラー。共演は「青春の輝き」でもフレイザーの恋人役を演じたエイミー・ロケイン、「ボビー・フィッシャーを探して」のジョー・マンティーニャ、「ファンダンゴ」のジャド・ネルソンほか。モーターヘッドのレミーら、ロック・ミュージャンが大挙カメオ出演している。
ロサンゼルスの売れないハードロック・バンド〈ザ・ロー ン・レンジャーズ〉は、ボーカルのチャズ(ブレンダン・フレイザー)、ベースのレックス(スティーヴ・ブシェーミ)、ドラムスのピップ(アダム・サンドラー)の3人組。チャズは最近、恋人のカイラ(エイミー・ロケイン)に愛想を尽かされて追い出されたばかり。チャンスは待ってもこないと、彼らはハードロック専門の人気DJ、イアン(ジョー・マンティーニャ)にデモテープを流させようと、モデルガンや水鉄砲を手にラジオ局に潜入。3人はイアンを脅迫してテープを再生するが突然燃え出し、チャズがカイラに連絡をとってスペアのテープが届くまで、成り行きから6人の職員を人質にとった。編成局長マイロ(マイケル・マッキーン)から局内の人員整理を任されていたダグ(マイケル・リチャーズ)のみ局内に隠れて、SWAT隊に内部の様子を知らせる。一方、局でのやりとりはすべてオンエアされ、野次馬たちが続々と局につめかけた。予期せぬ事態に、チャズたちはいっそ居直りを決め込む。秘書のスージー(ニーナ・シマーズコ)はうぶなピップが気に入り、メーキング・ラブに至るほどの仲に。この騒ぎの中、マイロが番組のテコ入れを図り、イージーリスニング専門局に模様替えしようと計画している事が発覚。イアンは激怒し、ハードロックをガンガン流し出したため、野次馬たちの熱狂もエスカレート、TV局の取材も殺到。カイラも一度は路上に捨てたテープを手に、局に駆けつける。話題性に目をつけたレコード会社の重役ジミー(ジャド・ネルソン)が、早速契約しようとやって来た。警察は銃がオモチャだと見破るが、彼らを支持する野次馬たちの騒ぎは収まりそうもない。ついに3人は大観衆の前で演奏する。結局、誘拐罪で3ヶ月の服役を命じられたローン・レンジャーズのアルバム「監獄ライブ」は300万枚以上のヒットとなった。
Chazz
Rex
Pip
Wilson
Milo
Jimmie Wing
O'Malley
Kayla
Suzzi
Carl Mace
Marcus
Carter
Doug Beech
Ian
Yvonne
監督
脚本
製作
製作
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