ソーラ・バーチ
Eva
悪い飼い主からお金や宝石を盗むテクニックを教え込まれた天才猿と、彼を拾ったかわいい少女が巻き起こす騒動を描くファミリー・コメディ。監督は、フェリーニやゼフィレッリら巨匠の下で腕を磨いたイタリア映画界出身のフランコ・アムーリで、本作は『フラッシュバック』(V)に続く2本目のハリウッド映画。脚本は、監督と「リトル・フットの大冒険 謎の恐竜大陸」のステュー・クリーガーの共同。製作はミミ・ポークとハイディ・ルーファス・アイザックス、エグゼクティヴ・プロデューサーは「1492・コロンブス」の監督リドリー・スコット。撮影は「サスペリア」のルチアーノ・トヴォリ、音楽はマーク・マンシーナが担当。出演は「パトリオット・ゲーム」の子役ソーラ・バーチ、「逃亡者(1993)」のミミ・ロジャースらに加え、「パルプ・フィクション」など、近年出演作が目白押しのハーヴェイ・カイテルが漫画チックな悪役を怪演。そして、一方の主役というべき猿は、ハリウッド随一の動物トレーナー、マーク・ハーデンに調教された″フィンター″君。日本語吹き替え版のみが公開された。
8歳のエヴァ(ソーラ・バーチ)は、弟のジャックが生まれて以来、警察官のパパ(クリストファー・マクドナルド)やママ(ミミ・ロジャース)の愛情が弟に全て注がれてしまったように感じられ、このところおもしろくない日々を送っている。ある日、彼女は学校の帰り道の公園で一匹のモンキーに出会う。両親はペットを飼うことを絶対許すはずもないが、エヴァはついリュックに入れてこっそり家に連れて帰る。彼女はモンキーを″ドジャー″と名付けて自分の部屋で飼い始めた。だが、いつ見つかるか気が気でないエヴァは考えたあげく、週末には嘘をついてドジャーとヴェニスビーチに遊びに行く。ところが、買い物をしている時、ドジャーがリュックの中に缶詰を詰め込んで、エヴァが万引き容疑で捕まるという事件が発生。見るとリュックの中には財布や宝石や時計がぎっしり。ドジャーは物を盗むように仕込まれていたのだ。エヴァはその癖を直そうとするが、なかなかうまくいかない。その時、ドジャーにスリのテクニックを仕込んだ張本人で、その居場所を捜していた飼い主のショーティ(ハーヴェイ・カイテル)が忍び寄る。エヴァは危ういところで家に逃げ帰るが、前々から娘の行動を怪しんでいたパパは、エヴァが万引きをしたものと思い込む。さらにショーティも現われて彼女は大ピンチを迎える。だが、幼い弟ジャックのおかげで誤解も解け、ドジャーの活躍でショーティは逮捕された。エヴァはドジャーを飼うことを許してもらえ、弟に対しても優しい気持ちで接することができるようになった。
監督、脚本
脚本
製作
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
編集
衣装デザイン