クレイグ・シェイファー
Henri Guillaumet
30年代のアルゼンチンを舞台に、草創期の郵便飛行士たちの活躍を描いたドラマ。ドキュメンタリー作品が多い大型立体映像IMAX-3Dシステムによる、初の本格的劇映画。監督・製作は「薔薇の名前」「愛人 ラマン」のジャン・ジャック・アノー、エグゼクティヴ・プロデューサーはアントワーヌ・コンパン、ケイリス・ホートン、脚本はアノーとアラン・ゴダールの共同、撮影はロベール・フレース、音楽は「勝手に逃げろ/人生」などの名匠ガブリエル・ヤーレ、編集はルイーズ・ルバッキー、美術はイアン・トーマス、衣装はアギー・ゲイラード・ロジャースがそれぞれ担当。出演は「リバー・ランズ・スルー・イット」のクレイグ・シェーファー、「わが街セントルイス」(V)のエリザベス・マクガヴァン、「フランケンシュタイン(1994)」のトム・ハルス、「バットマン・フォーエヴァー」のヴァル・キルマーほか。日本語吹き替え版での上映。
1930年。パイロットのヘンリー・ギルメ(クレイグ・シェーファー)は、航空郵便路線を運行していた〈エアロ・ポスタール社〉に採用された。同社はヨーロッパとアルゼンチンの首都ブエノスアイレスを結ぶ従来の路線を、チリのサンチャゴまで拡張する計画だった。のちに飛行家・作家として名を残す南米地区責任者アントワーヌ・ド・サン・テグジュベリ(トム・ハルス)、同僚の最優秀パイロットにしてプレイボーイのジャン・メモーズ(ヴァル・キルマー)はヘンリーに彼が飛ぶコースの危険さを教えるが、彼はそれを承知で契約し、妻のノエル(エリザベス・マクガヴァン)を不安にさせた。案の定、ヘンリーの機はサンチャゴとブエノスアイレス間において嵐で機体を破壊され、一旦サンチャゴに戻ったはいいが、応急処置だけで再出発したのが祟り、今度はアンデス山中で猛吹雪に遭い、山中に不時着してしまう。捜索隊はヘンリーを発見できず、ついに彼は氷雪の中、自力で下山を決行、飢えと寒さで半ば錯乱状態に陥りながらも彼は見事、奇跡の生還を遂げたのだった。
Henri Guillaumet
Noele Guillaumet
Antoine De St.Exupery
Jean Mermoz
Pierre Deley
Jean-Rene Lefebvre
監督、脚本、製作
脚本
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
[c]キネマ旬報社