アンドリュー・マッカーシー
Jerry
ギャングの金を持ち逃げし、殺し屋に命を狙われる男の決死の逃避行を描いたサスペンス・アクション。危機また危機の連続が見どころ。リー・ウェルズの小説(本邦未訳)を自身で脚色、「処刑教室」「コマンドー」『リトルトウキョー殺人課』(V)などこの種のジャンルを得意とするマーク・L・レスターが監督に当たった。製作はレスター、ダナ・ドゥボヴスキー、ジョージ・W・パーキンスの共同。撮影はマーク・アミン、音楽はクリストファー・フランク、美術はアンドリュー・ソール。主演は「セント・エルモス・ファイアー」「ジョイ・ラック・クラブ」のアンドリュー・マッカーシー。共演は「ライトスタッフ」「羊たちの沈黙」のスコット・グレンほか。
ラスベガス。タクシー運転手のジェリー(アンドリュー・マッカーシー)は、事故で妻と子を亡くして以来、人生に希望を失っていた。ある夜、彼はギャングから追われる男を乗せたが、男はブリーフケースを車に残したまま殺されてしまう。男はカジノの従業員で、ケースの中に持ち逃げした百万ドルが入っていた。カジノを経営するギャングのナンバー2、アルは冷酷な殺し屋エックハート(スコット・グレン)を雇い、金を奪い返すよう依頼する。一方、大金を手に入れたジェリーはロンドン行きの航空券を買う。車からタクシー会社を割り出したエックハートは、ジェリーを追う。サンフランシスコ空港でエックハートに気づいたジェリーは隙をついて逃亡、L.A.行きの飛行機に乗った。エックハートはロスの仲間であるデレクに連絡を取り、彼を待ち伏せするよう指示するが、デレクは必死のジェリーに返り討ちに遇った。足をやけどしたジェリーは病院に入院する。やがて居所を突き止めたエックハートが病院に現れるが、彼は看護婦クリス(ジャネット・ガン)と共に逃げだすことに成功。二人は逃亡中に恋に落ち、一緒に国外脱出を図ることにする。一方、アルが自分の不手際を責め、刺客を放ったことを知ったエックハートは、ジェリーの金を奪って逃亡することを決意。執拗にジェリーとクリスを追うが、二人も必死で彼を退ける。ついに追い詰められたジェリーが反撃に転じ、エックハートを倒した。
監督、製作
脚本、原作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
衣装デザイン
字幕
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