ヒュー・グラント
Samuel Faulkner
突然、恋人から妊娠を告げられてうろたえる青年が父親になるまでの9か月間の騒動を描いた、ハートウォーミングなラヴコメディ。スラップスティック調と家族の暖かさを綴る感動的な場面のさじ加減が見事。フランス映画『Neuf Mois』を、「ホーム・アローン」2部作や「ミセス・ダウト」のヒットメーカー、クリス・コロンバスの監督・脚本で翻案リメイク。製作はコロンバス、オリジナル版も手掛けたフランスのアンヌ・フランソワ、「ミセス・ダウト」のマーク・ラドクリフ、「迷子の大人たち」のマイケル・バーナサン。エグゼクティヴ・プロデューサーは「ターミナル・ベロシティ」のジョーン・ブラッドショウと、「ハイランダー」シリーズの俳優クリストファー・ランバート。撮影のドナルド・M・マッカルパインと美術のアンジェロ・グラハムは「ミセス・ダウト」に続いての参加。音楽は「クリムゾン・タイド」のハンス・ジマー。主演は本作がハリウッド初進出となる「モーリス」「フォー・ウェディング」のヒュー・グラントと、「逃亡者(1993)」「ショート・カッツ」のジュリアン・ムーア。共演は「トゥルーライズ」のトム・アーノルド、「コリーナ、コリーナ」のジョーン・キューザック、「ジュラシック・パーク」のジェフ・ゴールドブラムが脇を固めるほか、「ミセス・ダウト」のロビン・ウィリアムズがコメディリリーフで場面をさらう。
子供専門の精神科医サミュエル(ヒュー・グラント)は、ダンス教師の恋人レベッカ(ジュリアン・ムーア)と5年間にわたって同棲中。順風満帆で愛に満ちた生活は充実していた。ところが、親友で売れない画家ショーン(ジェフ・ゴールドブラム)の家に泊まりに出掛けた車中で、彼はレベッカから妊娠したらしいことを告げられる。職業柄、子供の心理を知り尽くした彼はベビーを欲しがろうとしなかった。子供を欲しがる妻と離婚したばかりのショーンの家で会った、彼の姉ゲイル(ジョーン・キューザック)とその夫マーティ(トム・アーノルド)のドワイヤー夫妻は3人の子持ちで、その親バカぶりを見てサミュエルはますます子供が欲しくなくなった。だが、どうしても産みたいとレベッカに言われ、結局、病院で検査することに。ロシアから来たばかりの変人コソヴィッチ医師(ロビン・ウィリアムズ)が診察したが、とにかく妊娠は事実だった。父親になることに恐れてイライラするサミュエルに対し、レベッカも不安を感じ、ついに彼女は家を出て、今や良き相談相手となったドワイヤー夫妻の家へ行く。残されたサミュエルは一人、超音波検査で彼女の胎内を映したビデオを見ると、そこには2人の愛の結晶が確かに動いていた。彼は感動を覚え、初めて赤ん坊が愛しく思えた。サミュエルは腹部の痛みで緊急入院したレベッカにプロポーズし、二人は晴れて結婚した。予定まであと2週間と迫った頃、レベッカが急に破水し、彼は車で病院へ急行する。病院にはゲイルも産気づいて入院していた。担当医は休暇中で、なんとあの新米のコソヴィッチしかいない。てんやわんやの大騒動の末に、2組の赤ちゃんは無事に生まれた。サミュエルは今初めて、父親になった喜びを噛みしめていた。
Samuel Faulkner
Rebecca Taylor
Marty Dwyer
Gail Dwyer
Sean Fletcher
Dr. Kosevich
Lili
Truman
Shannon Dwyer
Molly Dwyer
Patsy Dwyer
Little Boy on the Beach
Little Girl in Ballet Class
Woman in Toy Store
Baby in Toy Store
監督、脚本、製作
原作映画(監督・脚本)
製作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
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