マーティン・ローレンス
Marcus Burnett
麻薬盗難事件を追う2人の黒人刑事の活躍を描いたポリス・アクション。主演コンビのノリのよさ、ど派手なアクション演出、テンポのよい展開が小気味よい。監督はCM界の鬼才で、これが初の映画となるマイケル・ベイ。ジョージ・ギャロの原案を、「オスカー(1991)」のジム・マルホランドとマイケル・バリーのコンビと、「ダイ・ハード2」のダグ・リチャードソンが脚色。製作は「48時間」「クリムゾン・タイド」のコンビ、ドン・シンプソンとジェリー・ブラックハイマー、撮影は「危険な情事」「幸福の条件」のハワード・アサートン。音楽は「スピード」のマーク・マンチーナがスコアを書き、ダイアナ・キング、キース・マーティン、2Pacなどのヒット曲が全編に散りばめられている。また、「スピード」のスタント・コーディネーター、ケン・ベイツと同じく爆破コーディネーターのマイク・マイナーダスが参加。主演は「ドゥ・ザ・ライト・シング」「ブーメラン」などにも出演した全米で人気のコメディアン、マーティン・ローレンスと、ラッパーで「私に近い6人の他人」のウィル・スミス。共演は「プリティ・リーグ」「ワイアット・アープ」のテア・レオーニ、「カンヌ映画祭殺人事件」のチェッキー・カリョ、「赤ちゃんのおでかけ」のジョー・パントリアーノ、「シュガー・ヒル」のテレサ・ランドルほか。
マイアミ市警の奥深くに保管されていた1億ドル相当の押収ヘロインが、ある夜、何者かに盗まれた。外部に漏れる前=72時間以内の解決が至上命題となり、麻薬特捜班のハワード警部(ジョー・パントリアーノ)は、その任をマーカス(マーティン・ローレンス)とマイク(ウィル・スミス)の両刑事に命じた。家族主義者のマーカスとプレイボーイのマイクは正反対の性格だが、パートナーシップは抜群。が、勢い余っての暴走が悩みの種だった。彼らはまず窃盗団の侵入経路となった換気口の取り付け業者を洗ったが、すでに殺されていた。そこへホテルでコールガールが殺されたとの報が入る。被害者はマイクの元恋人マックスで、現場にはもう一人の女がいたらしい。マイクはマックスがいた売春クラブへ足を運ぶが、時すでに遅くマダムも何者かに殺されており、彼も襲撃を受ける。その頃、警察にジュリー(テア・レオーニ)と名乗る女から通報が入った。彼女はマックスの親友で、ホテルで殺しの現場を目撃したのだった。マックスは強盗団一味の一人がヘロイン・パーティーを開こうとして呼び出され、仲間うちの争いのとばっちりで殺されたらしい。マーカスは保護を求める彼女を一味の手から救う。ジェリーの証言でマックスの殺害現場にいた一味の一人の面が割れた。男はノアという退職警官で、マーカスとマイクは逮捕のためディスコ・クラブに向かう。ところが、彼らの作戦は復讐に燃えるジュリーの突然の闖入で台無しに。逃げるノアを追う2人の前で、男は車もろとも爆死してしまう。やがて、マーカスたちは暗黒街に精通する情報屋のジョジョを締め上げ、秘密のヘロイン精製アジトの存在と全容を聞き出すことに成功。だが、黒幕フーシェ(チェッキー・カリョ)の率いる一味がジェリーをさらい、全市に非常警戒体制が敷かれた。完全武装でフーシェ一味を追撃するマーカスとマイク。壮絶な戦いの果てにフーシェを追いつめた二人は、見事敵を倒した。
Marcus Burnett
Mike Lowrey
Julie Mott
Fouchet
Captain Howard
Alison Sinclair
Detective Sanchez
Detective Ruiz
Chet the Doorman
Jojo
Max Logan
監督
脚本
脚本
脚本
原案
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
字幕
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