プラン9・フロム・アウタースペース
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プラン9・フロム・アウタースペース

1995年8月19日公開、79分、SF
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地球を訪れた宇宙人が巻き起こす“第9計画”のてん末を描いた低予算SFホラー映画の怪作中の怪作。80年にアメリカで出版された単行本『ゴールデン・ターキーアワード』(邦訳未訳)で見事(?)“史上最低の映画”に選ばれた、“史上最低の映画監督”エドワード・デイヴィス・ウッド・ジュニアことエド・ウッドの代表作。物語・セリフ回し・役者の演技・セット…等々、どこを取っても学生の8ミリ映画以上に馬鹿馬鹿しく下らないが、それが何よりのみものとあって製作後30年以上経過した現在もカルト的人気を誇っている。監督・製作・脚本・編集はウッド、エグゼクティヴ・プロデューサーはJ・エドワード・レイノルズ、撮影はウッドのデビュー作「グレンとグレンダ」はじめ、「怪物の花嫁」にも参加したウィリアム・C・トンプソン、音楽監修はゴードン・ザーラー、美術はトム・ケンプ、録音はデイル・ナイト、特殊効果はチャールズ・ダンカン。出演は唯一の職業俳優グレゴリー・ウォルコットのほかは、「怪物の花嫁」でウッド組の仲間入りを果たした元レスラーのトー・ジョンソン、テレビの人気パーソナリティーだったが本作製作当時は赤狩りで干され、生活のためにやむなく出演した女優ヴァンパイラ、ウッドの友人でテレビで“予言者”として人気者だったクリズウェルといった私生活でもウッドの友人だったキワモノの有名人が顔をみせる。また、本作製作以前に死去した古典ホラー映画の名優にしてウッドの親友だったベラ・ルゴシが、生前に残したストック・フィルムを流用した場面で登場。ルゴシの代役はウッドの整骨医だったトム・メイソンが顔をケープで隠してつとめた。2019年12月、新宿シネマカリテにて特集上映【サイテー映画の大逆襲2020!】で、HDリマスター版上映。(配給:エデン)

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ストーリー

予言者クリズウェル(本人)が観客にまず挨拶。「これは現実に起こったことです…将来起こるかも知れません」-地球各地で目撃される空飛ぶ円盤。宇宙の支配者の命令で人類に戦争をやめるよう忠告しに地球を訪れた宇宙人たちは、彼らの存在すら認めない米国政府の態度に、ついに“第9計画”をもって応じる-それは死者を生き返らせ、ゾンビとして操ろうというものだった。かくして起こる殺人事件。調査のため墓地を訪れたクレイ警部(トー・ジョンソン)は、突然甦った死者に襲われて殺されるが、それは最近妻の後を追うように事故で亡くなった老人(ベラ・ルゴシ/代役トム・メイソン)とその亡き妻(ヴァンパイラ)なのだった。ほどなく、円盤の目撃者のパイロット、ジェフ(グレゴリー・ウォルコット)の妻のポーラも死者に襲われた。駆けつけた警官の銃弾にも倒れない老人のゾンビは、突然骸骨に変身。かくしてジェフと警官は墓地に調査に出かけるが、その留守中にポーラはクレイのゾンビにさらわれる。ジェフたちは墓地で宇宙船を見つけ、中に入り込み、宇宙人と会う。宇宙人は戦争好きの地球人が宇宙にもたらす脅威を説いて罵り、怒ったジェフに殴られる。ジェフらは宇宙人が怯む隙に宇宙船を破壊、炎上させ、捕われていたポーラを救いだす。炎上しながら彼方へと飛び去る宇宙船。-クリズウェルが再び現れ、結びの言葉を述べる。

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作品データ

原題
Plan 9 From Outer Space
映倫区分
G
製作年
1959年
製作国
アメリカ
配給
ケイブルホーグ
初公開日
1995年8月19日
上映時間
79分
製作会社
ウェイド=ウィリアムス・プロ
ジャンル
SF


[c]キネマ旬報社