マイケル・ホイ
Mike
マイケル、サミュエル、リッキーのホイ3兄弟が捲き起こすコメディ・シリーズ第3弾。今回は香港、マカオを舞台にあらゆるギャンブルに挑戦する。製作はレイモンド・チョウ、監督・脚本は前2作同様マイケル・ホイ、撮影はリー・ヤオ・トン、音楽はジョゼフ・クーとサミュエル・ホイが各々担当。出演はマイケル・ホイ、サミュエル・ホイ、リッキー・ホイ、リサ・ルイ、べティ・ティンペイなど。
ギャンブラーとしてもぺテン師としても超一流のブー(マイケル・ホイ)だが、どういうわけかツキから見放されてしまい、今は監獄に居る身だ。しかし監獄でも仲間と昼食を賭けるというギャンブル狂ぶり。一方、場面は変ってここはマカオのカジノ。ロン(サミュエル・ホイ)は、なかなかの好青年だが、やはり賭けごとには目がない。つい、チップをもらっている従業員をゆすって、刑務所行きとなる始末。刑務所の同じ部屋に寝食を共にすることになったブーとロンは意気投合し、自由の身になったら大きな仕事をしようと約束する。2人はめでたく出所し、ブーは情婦のパイ(ベティ・ティンぺイ)の元ヘ、ロンは、ギャンブル場ヘと走った。ブーには女房と妹(リサ・ルイ)がいて、ロンが一目でこの妹にまいってしまった。ロンはまたクイズに強い。テレビのクイズ番組はほとんど正解。妹にすすめられて彼はテレビに出演することにするが、その前に手を出した賭け事で、イカサマがばれてしまい、メチャクチャにイタめつけられ、テレビ出場は不可能になってしまった。そんなわけで替りにブーが出場。ギャンブルに関する質問が続きなんと優勝。今度は暗黒街のボスが胴元のドッグ・レースに、2人組んでの大勝負。大金をものにしたものの、彼らのインチキがあとからばれ、追われる身に。なんとか逃げこんだカジノで、わざとイカサマを披露して、追手たちを尻目に、なつかしい刑務所ヘと向うのであった。
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