イギリスのBBC・TVで放映された「モンティ・パイソン」を劇場用に創作したもので、現代の狂気や人間の愚かしさなどを数々のギャグで表現したパロディ映画で「モンティ・パイソンアンドホーリー・グレイル」の続篇。製作はパトリシア・ケーシー、監督はイアン・マクノートン、脚本はグラハム・チャップマン、ジョン・クリース、テリー・ギリアム、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズとマイケル・ぺリン、アニメーションはテリー・ギリアムが各々担当。出演はグラハム・チャップマン、ジョン・クリース、エリック・アイドル、テリー・ジョーンズ、マイケル・ぺリンなど。日本語版制作は伊達渉、日本語版翻訳は岩佐幸子。声の出演は納屋悟郎、山田康雄、広川太一郎、青野武、飯塚昭三など。
ストーリー
ある高級レストランに入ったお客2人。フォークの汚れを何気なくボーイに注意すると、支配人が登場して手厚くおわびをする。そこに料理長が出てきてますます事は大げさに発展。たかがフォークのごみから--。大の男どもがずらりと並んで訓練を受けている。訓練を指揮している男は考えこむ。そして“スイカにしよう”と決心したように叫ぶ。すると受ける男たちは“スイカはもうやりました”とうんざりしたように答える。そこで指揮官はニッと笑って“バナナだ”と言う。もしバナナに襲われたら……。男たちのうちの1人がバナナをもって指揮官を襲つていく。バナナに襲われた時の対処法を実演する指揮官-。牛乳配達屋が戸口の前に牛乳をおくと戸があいて黒いべールをまとった美女が誘惑するような目つきで彼をみつめ、中に引き入れた。喜んで階段を上る配達屋。彼が女に導かれてある部屋の扉を開くと、そこは牛乳配達屋の群れ。中には白骨化した者も--。その他、不良ばあさん、鼻にテープをしこんだ男、上流階級アホウレース、英独大戦争、ブライアン・ノリス夫妻の大冒険、キリマンジャロ登山隊、キラー・カー、英陸軍進軍体操などのギャグを描く。
スタッフ
監督
イアン・マクノートン
脚本
グレアム・チャップマン
脚本
ジョン・クリース
脚本、アニメーション
テリー・ギリアム
脚本
エリック・アイドル
脚本
テリー・ジョーンズ
脚本
マイケル・ペイリン
製作
パトリシア・ケーシー
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Monty Python's And Now for Something Completely Different
- 製作年
- 1975年
- 製作国
- イギリス
- 配給
- テレキャスジャパン
- 初公開日
- 1980年1月9日
- 上映時間
- 90分
- 製作会社
- パイソン・プロ
[c]キネマ旬報社