ルイ・ゴメス
Julio
田舎から首都リスボンに出てきた青年の初恋を通してポルトガルの社会の貧しさ、青年の不満などを描く。製作はアントニオ・クニャ・テレス、監督・脚本はパウロ・ローシャ、台詞はヌーノ・デ・ブラガンザ、撮影はルーク・ミロ、音楽はカルロス・パレーデス、編集はマルガレータ・マンクス、監督助手はフェルナンド・マトス・シルバが各々担当。出演はルイ・ゴメス、イザベル・ルス、パウロ・レナート、ルイ・フルタード、カンディダ・ラセルダ、カルロス・ジョゼ・ティシェイラなど。
ポルトガルの首都リスボン。そのリスボンに住むアフォンソ(パウロ・レナート)のもとに、甥のジュリオ(ルイ・ゴメス)が靴職人の見習いに田舎からやって来た。ジュリオは19歳、妹が病気で母に送金しなくてはならない。その夜、ジュリオは街を散歩していて美しい娘イルダ(イザベル・ルス)に会う。彼女はある富豪の女中で、女主人の靴の修繕のために、ジュリオのいる店をたびたび訪れた。ジュリオは、日曜日ごとにイルダに会うようになり、いつしか想いを寄せるようになる。ある日曜日、アフォンソは2人をリスボン見物につれていく。イルダはその日、女主人に、ジュリオに好意をもっていることを打ち明けた。ある日、ジュリオは、イルダとダンスを踊りに行った。あまりうまく踊れないで席をはずしたジュリオをよそに、他の男に誘われるままに踊るイルダ。彼女はジュリオ程真剣ではなかった。次の日曜日、約束の時間にこないジュリオを探してアフォンソのところヘやってきたイルダは、そこで、いかがわしい女が忘れていったセーターをアフォンソからもらった。今ではアフォンソを嫌っているジュリオは、イルダがセーターをもらったことを詰った。一週間後、ジュリオはイルダに結婚をせまるが、イルダは拒んだ。そして、彼女は同郷の友だちと去っていった。夜の公園で、ジュリオはただ一人とり残されるのだった。
Julio
Ilda
Tio Afonso
Raul
A Patroa
O Patrao
監督、脚本
製作
撮影
音楽
編集
助監督
台詞
字幕監修
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