ジョージ・C・スコット
John Russell
父親の欲望の犠牲になって死んでいった6歳の子供がその家に取りつき、自分と入れ変った者に復讐するという恐怖映画。製作はジョエル・B・マイケルズとガース・H・ドラビンスキー、監督はピーター・メダック、脚本はウィリアム・グレイとダイアナ・マドックス、撮影はジョン・コキロン、音楽はリック・ウィリアムズ、編集はリラ・ピーターソン、特殊効果はジーン・グリッグ、マイケル・クリフォードとバリー・メイデン、衣裳はロバータ・ワイナーが各々担当。出演はジョージ・C・スコット、トリッシュ・ヴァン・デヴァー、メルヴィン・ダグラス、ジーン・マーシュ、バリー・モース、ロバータ・マクスウェル、バーナード・ベレンズ、クリス・ガンペル、マデリーン・T・シャーウッド、ジョン・コリコス、ルース・スプリングフォード、へレン・バーンズなど。
ジョン(ジョージ・C・スコット)は、作曲家で大学の講師をしていた。彼の仕事柄、毎日ビアノが弾ける家が必要だったので、歴史保存協会に勤めているクレア(トリッシュ・ヴァン・デヴァー)の紹介で、人里離れた屋敷に住むことになった。彼は数カ月前に妻と娘を事故で失ったばかりで、その辛い出来事を忘れるためにも作曲に専念した。ある日、ふと鳴らないキーがあることに気がつき調律をしようとするが、部屋を出るとビアノがひとりでに無気味な音をたてた。コンサート会場でクレアと会ったジョンは、会場でスビーチをするカーマイケル上院議員(メルヴィン・ダグラス)の演説に聴衆たちが聞きほれているのを見た。朝、ジョンは目をさますと、天井の方で騒がしいドーンドーンという音が鳴り響くのを聞いた。そして浴漕の蛇口からは水が溢れ出た……。次々とこうして起こる不可解な現象に異常を感じたジョンは、屋敷を調べ直し、鍵がかかったままの部屋を発見し、そこに子供の車イスを見た。クレアに協力してもらい、1967年に、この屋敷がカーマイケル財団に購入されたものであることをつきとめたジョンは、ぺンバートン博士(バリー・モース)に相談し、霊媒者を紹介してもらう。テーブルが用意され、霊媒が始まった。霊媒者であるレア(レン・バーンズ)とアルバート(エリック・クリスマス)のハーモン夫妻により、霊が子供のものであることが明らかにされた。さらにその声は自分をジョセフ・カーマイケルと名のり井戸にうめられていることことを告げた。ジョンは早速、カーマイケル議員の家系を調べた。そして資料館ですべての謎を解いた。彼の父リチャードは、スぺンサー財閥の一人娘を妻にしていたが、スぺンサーは、遺言で、リチャードではなく、その息子で病弱なジョセフに全遺産を残すことにしたのだ。しかし、ジョセフが成人前に死んだ場合は、慈善団体に回される仕組みになっていたため、病弱なジョセフに不安を抱いたリチャードは、ジョセフを溺死させ、代りに孤児院から同じ年令の孤児を連れてきたのだった。それが、つまり今のジョセフ・カーマイケルである。彼は成人して遺産を受けたのだ。さらにジョンは井戸があったという場所を掘りおこし、子供の白骨を発見した。そしてジョンはそれがジョセフであるという証明になるメダルを探しに、再びその場を訪れた。メダルは予想通り発見され、それをカーマイケルの元へもっていくが彼は、ジョンを無視して飛行機で飛び発ってしまった。彼はさらに権力を利用し、クレアを協会から抹殺させ、調査に乗り出している警部を事故を装って殺した。ジョンの家では、ジョセフの霊はますます暴れ出していた。夜、屋敷が燃え出し、その炎の中にはまるでジョセフの霊が導いたように、カーマイケルの姿があるのだった。
John Russell
Claire Norman
Sanator Carmichael
Joanna Russell
Dr. Pemberton
Eva Lingstrom
Robert Lingstrom
Mr. Tuttle
Mrs. Norman
De Witt
Minnie Huxley
Leah Harmon
Albert Harmon
監督
脚本
脚本
製作
製作
撮影
音楽
編集
衣装デザイン
特殊効果
特殊効果
字幕監修
[c]キネマ旬報社