オリヴァー・トビアス
Tony Blake
自分の肉体を武器に上流階級に乗りこもうとする野心的な男の生きざまを描く。製作総指揮はジョージ・A・ウォーカーとエドワード・D・シモンズ、製作はロナルド・S・カス、監督はTV界出身のクエンティン・マスターズ。ジャッキー・コリンズの原作を基に彼女自身が脚色。撮影はピーター・ハナン、音楽はジョン・キャメロンが各々担当。出演はオリヴァー・トビアス、ジョーン・コリンズ、スー・ロイド、エマ・ジャコブス、ナタリー・オーグル、ピーター・ルーカスなど。
トニー・ブレイク(オリヴァー・トビアス)は、ロンドンのファッショナブルディスコ“ホボ”の雇われマネージャーだ。オーナーのフォンテーヌ(ジョーン・コリンズ)は、トニーの肉体の魅力の虜になっており、店の客の中にも、彼目当ての婦人たちが多かった。トニーには“種馬”(スタッド)という異名がつけられていた。フォンテーヌは夫のある身にも拘らず、トニーを呼び出し所かまわず欲情をむき出しにし、その一部始終をビデオに収めるという乱れた女性。そんな彼女にイヤ気を感じながらも、三流レストランのボーイからのしあがれたのも彼女のおかげと思うとがまんするしかなかった。しかも、彼はさらに独立することを考えており、まだ彼女の力が必要だった。ある日、フォンテーヌが夫と義理の娘アレクサンドラ(エマ・ジャコブス)と友達、それにフォンテーヌの親友バネッサ(スー・ロイド)を伴ってやって来た。バネッサは、トニーとフォンテーヌのビデオを見て以来トニーに興味を抱いていたのだ。一方、フォンテーヌとバネッサの会話を友達から聞いたアレクサンドラは怒りを感じ、フォンテーヌヘのあてつけでトニーに処女を与える。クリスマス休暇をフォンテーヌと過ごすことになったトニーは、共にパリに行くが、乱行パーティの毎日にイヤ気を感じ、一人抜け出しアレクサンドラの許へ行く。しかし、彼女はトニーをののしった。一方、トニーとの行為をビデオで見たフォンテーヌの夫は激怒し離婚の意志を伝える。無一文になるフォンテーヌ。大晦日のパーティで賑わう“ホボ”には、相変わらずのトニー、フォンテーヌらの姿があった。
Tony Blake
Fontaine
Vanessa
Alexandra
Maddy
Ian Thane
Leonard
Peter
監督
原作、脚色
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
字幕監修
[c]キネマ旬報社