マイケル・アイアンサイド
Colt Hawker
病院に入院する患者を正体わからぬ殺人鬼が狙うというサスペンス映画。製作総指揮はピエール・デイヴィッドとヴィクター・ソルニッキー、製作はクロード・エロー、監督は日本では初登場のジャン・クロード・ロード、脚本はブライアン・タガート、撮影はルネ・ヴェルジェ、音楽はジョナサン・ゴールドスミス、編集はジャン・クロード・ロードとライズ・サウイン、美術はミシェル・プルールが各々担当。出演はマイケル・アイアンサイド、リー・グラント、リンダ・パール、ウィリアム・シャトナー、レノア・ザン、ハーヴェイ・アトキン、ヘレン・ヒューズなど。
カナダのUBSテレビ局の女性ニュース・キャスター、デボラ(リー・グラント)は、反暴力キャンぺーンで視聴者の支持を得ていた。ある日、仕事を終えてマンションに帰ったデボラは、室内がいつもと違うのに気がついた。シャワーの音を聞きバス・ルームに行った彼女は何者かに襲われ必死に抵抗したが、傷つき入院した。半身不随の彼女は、時々面会時間にやってくる恋人ゲーリー(ウィリアム・シャトナー)とのひとときだけが落ちつけた。ある日、花をもって面会時間にやって来た見知らぬ男に、デボラは、恐怖感を抱いた。あの暴漢のような気がしたのだ。彼女は暴漢の顔を憶えてはいなかった。そんなころ、看護婦のシーラ(リンダ・パール)が、同僚の看護婦と患者の老婆が殺害されているのを、夜勤の日に発見した。家に帰ったシーラは、子供とその家庭教師の姿が消えていることに不安を抱いた。彼女には2人の子供がいたが、夫とは離婚していた。町のレストランで、ある男が女と知り合い家に連れてゆくが、彼は突如彼女にナイフを向けた。彼の名は・ホーカー(マイケル・アイアンサイド)といい、子供の頃、母親が父親とケンカした際に熱湯をかぶせるという現場を見ておリ、それ以後、傷を負った父の面倒を見ていたが、女に対する復讐心が増していた。そして、彼は苦痛にもだえる女を写真に撮って収集するという異常性格の男になっていた。やがてデボラは恐怖におののきながらも手術を無事に終え退院も間近にせまっていた。そんなころ、シーラが再び襲われた。警察陣や病院にいたゲーリーらはシーラの家に向かい、彼女を急救車に運んだ。一方病院は無防備に等しくなっていた。自分のアパートに戻り自らを傷つけ急救車で運ばれたホーカーは、寝台から起き上がりデボラの部屋に向った。必死に抵抗し地下廊下を逃げるデボラ。しかし、彼女は逆にホーカーを刺し殺すのだった。
Colt Hawker
Deborah
Sheila
Gary
Lisa
Vinnie
監督、編集
脚本
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
字幕監修
[c]キネマ旬報社