イタリアの巨匠フェデリコ・フェリーニが「女の都」を監督した際の現場の様子を描くドキュメンタリー。監督は「魔術師フェリーニ」で撮影を担当したフェルッキオ・カストロヌオーヴォ、撮影はパオロ・ドッターヴィ、音楽にルイス・エンリケス・バカロフ、編集はニコラ・ペッツィロが各々担当。出演はフェデリコ・フェリーニ、マルチェロ・マストロヤンニ、ジュリエッタ・マシーナ、アンナ・プルクナルなど。16ミリ。
ストーリー
80年春、フェデリコ・フェリーニ監督はローマ郊外のチネチッタ撮影所で、「女の都」の撮影に入った。スタジオに、舞台となる海や田園風景をつくり、イルミネーションが見事に輝く大すべり台をつくり、気球を打ち上げる。この映画に出演するために集まってきた2663人という記録的な数の女性たちを陣頭指揮しながら、緊張と同時になごやかな雰囲気の中で撮影は進む。そんな現場に備えつけられたカメラは、フェルッキオ・カストロヌオーヴォの視線を通して現場を捉えてゆく。主演のマルチェロ・マストロヤンニ、アンナ・プルクナルやスタッフへのインタビューが挿入される。フェリーニのもとで26年間働いているというメニクッチョやフェリーニの幼ななじみビアンカが語るフェリーニ像。助監督マウリッチオ・メイン、撮影のジュゼッペ・ロトゥンノらの顔も見える。主演者はもちろん、フェリーニ好みの肉体美をもつ多勢の女性、壮大にセットされたステージは、今、フェリーニの世界を作るべく結実するのだった。
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作品データ
- 原題
- Appunti su "La citta delle donne" di Federico Fellini
- 製作年
- 1980年
- 製作国
- イタリア
- 配給
- フランス映画社
- 初公開日
- 1982年4月5日
- 製作会社
- オペラ・フィルム
- ジャンル
- ドキュメンタリー
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