ジョン・サヴェージ
Charles Heller
婚約者をテロリストに惨殺され復讐を決意した男が逆にCIAを利用し、生命の危険にさらされるというサスペンス・アクション。製作はジョエル・B・マイケルズとガース・H・ドラビンスキー、監督は「真夜中の向う側」のチャールズ・ジャロット。ロバート・リッテルの小説を基にリッテルとダイアナ・マドックスが脚色。撮影はジョン・コキロン、音楽はケン・ワンバーグ、編集はスティーヴ・ファンファラ、美術はリチャード・ウィルコックスが各々担当。出演はジョン・サヴェージ、クリストファー・プラマー、マルト・ケラー、ヤン・ルーブス、エド・ローター、グラハム・ジャーヴィス、アーサー・ヒル、リン・グリフィンなど。
チャールズ・ヘラー(ジョン・サヴェージ)はCIA(アメリカ中央情報局)に勤める優秀なコンピューター技師である。ある日、彼のガール・フレンドでカメラマンのセーラ・キャプラン(リン・グリフィン)がミュンヘンでテロリストに人質として捕えられ惨殺された。ショックを受けたヘラーは、早速、セーラを殺したテロリストたちの行方を探り彼らを処刑してくれとCIAに訴えるが、長官のワード(アーサー・ヒル)をはじめCIAの返事は冷酷だった。そこでヘラーは、自分の技術を利用してCIAの秘密をにぎる暗号文をねたにCIAを脅した。やっと承諾させCIA訓練所長アンダーソン大佐(エド・ローター)のもとで訓練を受けはじめたヘラーは、やがてチェコスロバキアに飛んだ。一方、同行したアンダーソンは、ヘラーと別れた後、秘密を知りすぎたヘラーを抹殺する計画を考え後を追う。そのころテロのアジトに辿りついたヘラーは、そこで女性のCIA連絡員エリザベト(マルト・ケラー)と知り合い行動を共にする。何度かの危機にあいながらも無事に、プラーク大学まで行ったヘラーは、そこでチェコの対敵諜報活動部長のラコス教授(クリストファー・プラマー)を知る。CIAに命を狙われながらも、次々にテロリストたちに復讐を実行していくヘラーは最後の標的シュレーガー(ニコラス・キャンベル)を追いつめている最中に、アンダーソンから意外な事実を耳にする。シュレーガーは実はCIAの一員でサラを殺したのはテロリストたちの信頼を得るためだったというのだ。倉庫に隠れていたシュレーガーは、なおも挑みかかるヘラーに銃を向けるが、一瞬、ヘラーの銃が早く火をふいた。その様子を見ていたラコスは、ヘラーとエリザベトを無事に国外に出すことを約束し、その条件としてCIAの腐敗ぶりを世間に公表することをもち出した。ヘラーはもちろん受諾するのだった。
Charles Heller
Proffes Antonin Lakos
Elizabeth Vaculik
Sam Kaplan
Colonel
Roy Porter
Ward Brewer
Sarah Kaplan
Horst Schraeger
監督
原作、脚色
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
脚色
字幕監修
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