「ダンダダン」「着せ恋」から「ドラゴンクエスト3」まで!30万人来場の「コミケ105」を彩ったコスプレイヤーたち
世界最大規模の同人誌即売会として知られる「コミックマーケット」(略称:コミケ)。その最新回となる「コミックマーケット105」が、12月29日、30日の2日間、東京ビッグサイトにて開催された。2日間で約30万人が来場するなど、大盛り上がりとなった同イベントの様子を、会場で撮影させてもらったコスプレイヤーたちの写真と併せて、リポート形式で紹介しよう。
こちらでピックアップするのは、初日に当たる12月29日に取材したコスプレイヤー。ちなみに「コミケ」をはじめ、コスプレイベントといえば、会場を彩るハイレベルなレイヤーたちの衣装を通して、その時期に旬のアニメや映画、ゲーム、コミックなどを分析できるところも、参加するうえでの醍醐味のひとつ。
ジャンル別に見てみると、テレビアニメでは「ダンダダン」や「2.5次元の誘惑(リリサ)」といった2024年秋シーズンのヒット作から、同年に放送され好評を博した「葬送のフリーレン」「ダンジョン飯」「【推しの子】」まで、多彩な作品のキャラクターたちが集結。
実写ドラマ化された「その着せ替え人形は恋をする」や、映画『劇場版 オーバーロード 聖王国編』(24)などのヒロインに扮するレイヤーもいて、それぞれに撮影のための長蛇の列ができていた。
一方、ゲーム作品では「勝利の女神:NIKKE」や「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」「崩壊:スターレイル」「ゼンレスゾーンゼロ」など、スマートフォンを中心に展開しているタイトルに加え、HD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」や「ファイナルファンタジーVII リバース」といった家庭用ゲームのコスプレ人気も高く、なかには複数名で集まり、“併せ”を楽しんでいたグループの姿も。
また、「リーグ・オブ・レジェンド」のアニメ化作品である「アーケイン」のキャラなど、こだわりの光るコスプレで参加していたレイヤーもいて、それぞれが終了時間ギリギリまで、写真撮影や交流を楽しんでいるさまが印象的だった。
こうして大盛況のうちに終了した「コミケ105」に続き、次回の「コミックマーケット106」は2025年8月16日(土)、17日(日)に開催が予定されている。
まだ少し先だが、果たして次回の開催時には、どのような作品のコスプレに人気が集中するのか?そうした点にも注意しながら、最新のコンテンツをチェックしておき、「コミケ106」で答え合わせをする…というのもおもしろそうだ。
取材・文/ソムタム田井