デボラ・シェルトン
Elizabeth
エイズ感染者である殺人鬼に立ち向かう人々の姿を描く。製作はジョナサン・ブラウン、監督・脚本・音楽は本作品がデビューになるシュキ・レヴィ、撮影はフランク・バイヤーズが担当。出演はデボラ・シェルトン。
モデルとしてロサンゼルスにやってきたメリッサとキャリー(ジャッキー・スワンソン)は、ある夜引っ越し荷物を運んできた男ブランドン(トム・デューガン)の奸計でトランキライザーを飲まされ、意識朦朧のうちにメリッサは難をのがれたものの、キャリーは彼にレイプされてしまう。そして病院にかつぎこまれた2人から分析の結果、犯人はエイズ感染者であることが判明し、一同は愕然とする。そして同時に犠牲者は増える一方だった。モデル・エージェンシー代表のエリザベス(デボラ・シェルトン)は、2人の身を案じるが、危険は彼女自身にも迫ってきており、ほどなくブランドンに襲いかかられるが、恋人スティーヴン(ライマン・ウォード)が駆けつけ、何とか助かった。しかもその間にもブランドンは凶暴さを増し、ついにエリザベスを人質にし、メリッサとキャリーの休むマリブ・ハウスに乗り込んできた。異変を感じたスティーヴンとホワイト警部(クラレンス・ウィリアムス3世)は、急ぎハウスに向かうが……。
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