夜明けのマルジュ
夜明けのマルジュ
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夜明けのマルジュ

1976年10月16日公開
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仕事先のパリで愛する妻の死を知り、衝撃を受けた男が、若い娼婦と知り合い官能の淵をさまよう姿を描く。製作総指揮はレイモン・アキムとロベール・アキム、製作はアンリ・ボーム、監督・脚本は「インモラル物語」のヴァレリアン・ボロヴズィック、原作はアンドレ=ピエール・ド・マンディアルグの「余白の街」、撮影はベルナール・ダイレンコー、音楽はロベール・アキムがそれぞれ担当。主題歌はシャルル・デュモンの「夢の女」、ほか挿入曲はピンク・フロイド、エルトン・ジョンなど。出演はシルヴィア・クリステル、ジョー・ダレッサンドロ、ミレーユ・オーディベル、アンドレ・ファルコンなど。

ストーリー

南フランスのとある田園地帯。シジスモン(ジョー・ダレッサンドロ)は、若く美しい妻セルジーヌ(ミレーユ・オーディベル)と一人息子のエリー、そして召使いのフェリーヌ(ルイズ・シュバリエ)と幸せな日々を送っていた。ある日、シジスモンは伯父のアントナン(アンドレ・ファルコン)に彼の仕事の代理人としてパリに行って欲しいと頼まれた。パリの夜。シジスモンは、とあるバーで知りあった娼婦ディアナ(シルヴィア・クリステル)と一夜を共にした。翌日、彼はフェリーヌからの手紙を受け取った。セルジーヌが自殺したというのだ。彼はその悪夢のような手紙から逃れるために、再び夜の街へ出かけ、ディアナに会った。シジスモンの熱い情熱に、ディアナもいつしか商売とは別の想いが芽生えていた。シジスモンの、妻の死を信じまいとする気持が、いっそうディアナに近づけた。二人が別れた後、ディアナが客に惚れたことを知った支配人は激しく彼女を責めたてた。一方、妻セルジーヌと娼婦ディアナの区別がつかなくなっているシジスモンは、またディアナに会いに来た。しかしディアナは、彼の愛を拒み、別れを言うのだった。ホテルに戻ったシジスモンはフェリーヌの手紙を再び開封した。プールに落ちたボールを取りそこねたエリーが溺死したために、セルジーヌが後を追ったのだった。彼は故郷に向けて車を走らせた。妻と子の遊びたわむれる姿が目に浮かぶ。ブローニュの森を過ぎて、彼は車を止めた。やがて、一発の銃声が、夜空に余韻を残して消えた……。

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作品データ

原題
La Marge
製作年
1976年
製作国
フランス
配給
富士映画
初公開日
1976年10月16日
製作会社
パリ・フィルム


[c]キネマ旬報社