ミック・ジャガー
ザ・ローリング・ストーンズ
'60年代、若者に大きな影響を与えたポップ・グループ、ザ・ローリング・ストーンズを画面に登場させ、1シーン、1カットという映画技法で複数のストーリーを描く。製作はマイケル・ピアソンとイェーン・クォーリア、監督・脚本は「ヒア&ゼア こことよそ」のジャン・リュック・ゴダール、撮影はトニー・リッチモンド、音楽はアーサー・ブラッドバーンとデリック・ボール、編集はケン・ラウルス、メイクアップはリンダ・ドゥ・ヴェッタが各々担当。出演はザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガー、ブライアン・ジョーンズ、キース・リチャード、チャーリー・ワッツ、ビル・ワイマンとアンヌ・ヴィアゼムスキー、イェーン・クォーリア、フランキ・ダイモン・ジュニア、ダニー・ダニエルスなど。2021年12月3日(金)から新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかで全国順次公開。
ミック・ジャガーをはじめとするザ・ローリング・ストーンズのメンバーが、スタジオで新曲「悪魔を憐れむ歌」のリハーサルとレコーディングをしている。レコーディングがワン・ステップ進むごとに、ストーンズたちはレコーディング用パネルに隔絶されて仕事を進める。そのレコーディングと交錯するのは戦争を準備するブラック・パワーの闘士たち、TV局のインタビューをうける民主主義のヒロイン、イヴ・デモクラシー(A・ヴィアセムスキー)、そしてヒトラーの「わが闘争」を朗読する店主(I・クワリア)のいるポルノ・ショップ。ブラック・パワーの本拠は武装した黒人たちが、エルドリッジ・クリーヴァーの“氷の上の魂”を朗読している。捕虜になった若い白人女性が殺される。一方では英国のブラック・パワーのリーダー、フランキー・ダイモンがジャーナリストのインタビューに答えている。ストーンズがレコーディングを殆ど終えた時、撮影用クレーンが、空と海に向かって延々とのび、ボリビアの革命家の声が聞こえる。“時間つぶしは終った。何かなすべき時がきた。では、さようなら”。
ザ・ローリング・ストーンズ
ザ・ローリング・ストーンズ
ザ・ローリング・ストーンズ
ザ・ローリング・ストーンズ
ザ・ローリング・ストーンズ
Eva Democracy
The Proprietor of Book Shop
監督、脚本
製作
製作
撮影
音楽
音楽
編集
特殊メイク
[c]CUPID Productions Ltd.1970
[c]キネマ旬報社