ガブリエル・バーン
Byron
怪奇小説の誕生の影で、作家たちの間に湧き起こる幻想を描く。製作はペニー・コーク、監督は「狂えるメサイア」のケン・ラッセル、エグゼクティヴ・プロデューサーはアル・クラークとロバート・デュヴルー、脚本はスティーブン・ヴォルク、撮影はマイク・サウザン、音楽はトーマス・ドルビー、編集はマイクル・ブラッドセルがそれぞれ担当。出演はガブリエル・バーン、ジュリアン・サンズほか。
1816年6月16日、スイス。バイロン卿(ガブリエル・バーン)の住むディオダディの館。そこへ詩人のシェリー(ジュリアン・サンズ)とその愛人メアリー(ナターシャ・リチャードソン)、彼女の義妹クレア(ミリアム・シル)が訪ねて来る。その夜、屋敷の侍医であるポリドリ(ティモシー・スポール)とともに、ディナー・パーティーがもたれた。その時皆で怪談を作る話が持ち上がるが、バイロンは本物の幽霊を創造しようと言い出す。修道土の頭蓋骨を囲んで、五人は悪魔の儀式を行う。突然、雷鳴がとどろき、皆それぞれの思惑を含んだ幻想の世界に入ってゆく。メアリーはシェリーに抱かれたい願望を持ち、シェリーはクレアに目をつけていた。クレアはバイロンにつきまとい、ポリドリはバイロンを思い続けている。殊にメアリーは自分の創造した魔物から逃れられなくなり、自分の未来の子供の不幸を見る。シェリーがメアリーを抱くのとともに幻想は終りを告げ、明るい朝がやって来る。メアリーはこのとき後に「フランケンシュタイン」として世に出る物語を思いつく。
監督
脚本
製作
製作総指揮
製作総指揮
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