リュディガー・フォーグラー
フィリップ・ヴィンター
旅行記を書くために旅に出た青年作家と、彼が偶然出あった9歳の少女アリスとの触れ合いを描く。製作はヨアヒム・フォン・メンゲルスハオゼン、監督・脚本は「ベルリン・天使の詩」のヴィム・ヴェンダース、脚本協力はファイト・フォン・フェルステンベルク、撮影はロビー・ミュラー、音楽はCANが担当。出演はリュディガー・フォーグラー、イエラ・ロットレンダーほか。
アメリカ東海岸の遊歩道。海辺でポラロイド・カメラで風景を撮り続けながらさすらっているフィリップ・ヴィンター(リュディガー・フォーグラー)は、ドイツの出版社と約束している旅行記のストーリーが書けないまま1ヵ月が過ぎていることを気にかけていた。航空会社の入口の回転ドアでフィリップは不思議な少女と出会った。9歳の少女アリス(イエラ・ロットレンダー)は、母親のリザ(リザ・クロイツァー)に連れられてドイツに帰ろうとしている所だったが、全便欠航になり翌日までアリスを預かってくれとリザから頼まれるフィリップ。翌朝、リザはメモを残して出かけ、フィリップとアリスが待つエンパイア・ステート・ビルの展望台には現われず、ホテルに書きおきしたメモがあるだけだった。ニューヨークからアムステルダムに行った二人。しかし約束の日にリザはこない。アリスの祖母の家を探してヴッパタールへの車を走らす。しかし、二人が入ったカフェで、おばあちゃんが住んでいたのはヴッパタールではなかったとアリスは言う。アリスを警察に預け、ロック・コンサートを聞きにいくフィリップ。ホテルに帰るとアリスがやってきて、おばあちゃんの居た所が思い出せたという。小さなアルバムの写真を手がかりにその家に向うが、もうすでに2年前に家主が変っていた。やがて、警察から、祖母もリザも見つかったと連絡が入りミュンヘンへと向かう二人……。
フィリップ・ヴィンター
アリス
リザ
アンゲラ
エージェント
Car Dealer
Girl at Ticket Counter
Woman on Ferry boat
監督、脚本
脚本
製作
撮影
カメラ
音楽
編集
編集
録音
助監督
字幕
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