『アメリカの裏窓』のドキュメンタリー作家フランソワ・レシェンバックが、十六歳で芸能界にデビューし、彗星のような勢いでスターの座を獲得したジョニー・アリディの五カ月間の生活と舞台をとらえたドキュメンタリー。製作はジャン・ループ・プゼナット、撮影はレシェンバックが自らカメラを廻したほか、クリスチャン・オダッソ、ジェラール・デ・バティスタ、ダニエル・カルド、ジャン・コロン、ミシェル・オッシアン、ティエリー・ローラン、ジャン・モンシニー、ジェラール・ダウェルナ、ドミニク・ダルマッソ、ジェラール・ドラッサス、アラルド・モーリー、ベルナール・オルシオン。編集はウゲット・ミューシニェール・パケット、カテリーヌ・ペルティエ、マリエット・レビィ・ノヴィオン、アレックス・レジィス。出演はシルヴィー・バルタン、ミシェル・ポルナレフ、ルシアン・ボダール、トミー・ブラウン、ナネット・ワークマン、マドリーヌ・ベル、ドリス・トロイ、フィリップ・ラブロなど。
ストーリー
ジョニー・アリディにとって、アメリカは第二の故郷でもある。彼の父親はアメリカの兵隊だったし、生後間もなく引きとられたリー・アリディ夫婦もアメリカ人、そしてリー夫婦を通じて手に入れたプレスリーのレコードが歌手としてデビューするきっかけを作ったのだから。映画ではそのリー夫婦に会いにいくシーンが登場する。 ジョニーはスピード狂だ。何事にも集中してとことんやらなければ気がすまない彼は、ハーレー・ダビットソンを始め、カワサキ、ホンダなど十七台ものオートバイを乗り廻している。 馬力とスピードがある車を好むジョニーは、モンテカルロ・ラリーにフォードチームの一員としてムスタングに乗って出場した程の腕前だ。ロールスロイス、ポルシェなど三二台の車を持っているが、七〇年二月の事故で愛妻シルビーに大怪我をさせて以来あまりハンドルを握らなくなった。 ジョニーのコンサートは、サーカスのようなテントで会場を作るので、ジョニー・サーカスと呼ばれている。会場は一四〇メートル平方の階段状の席があり、入場料は二五フラン(約千五百円)。長さ十八メートルのキャラバン・カーはブラウンのじゅうたん、サンゴ色のカーテンを装備し、サロン、台所、風呂、なども備えられている。
スタッフ
監督、撮影
フランソワ・レシェンバック
製作
ジャン・ループ・プゼナット
撮影
クリスチャン・オダッソ
撮影
ジェラール・デ・バティスタ
撮影
ダニエル・カルド
撮影
ジャン・コロン
撮影
ミシェル・オッシアン
撮影
ティエリー・ローラン
撮影
ジャン・モンシニー
撮影
ジェラール・ダウェルナ
撮影
ドミニク・ダルマッソ
撮影
ジェラール・ドラッサス
撮影
アラルド・モーリー
撮影
ベルナール・オルシオン
編集
ウゲット・ミューシニェール・パケット
編集
カテリーヌ・ペルティエ
編集
マリエット・レビィ・ノヴィオン
編集
アレックス・レジィス
字幕監修
岡枝慎二
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Johnny on Stage
- 製作年
- 1972年
- 製作国
- フランス
- 配給
- 東京第一フィルム
- 初公開日
- 1972年
- 製作会社
- フランス・オペラ・フィルム=ゴーラン・プロ=フィルム・ドゥ・ラ・プレアダ
- ジャンル
- ドキュメンタリー
[c]キネマ旬報社