サラ・ボイド
Lonnie
ニューヨークの高級住宅に住む11歳の少女の夏の日常生活を描く。製作はダイナ・シルヴァー、監督・脚本はマリサ・シルヴァー、撮影はミハエル・バルハウス、音楽はジュリアン・マーシャル、編集はマーク・バーンズ、美術はジェフリー・タウンセンドが担当。出演はサラ・ボイド、レインボウ・ハーヴェストほか。
ロニー(サラ・ボイド)は、11歳と9カ月。そろそろ異性のことが気になり出した思春期の女の子。ニューヨークの夏休みは始まったばかりで、彼女はサマー・キャンプに通っている。バスに乗ろうとしたロニーは、l人の印象的な少女と出会う。長く黒い髪、大人びた少し不良っぽい口調、Tシャツの似合う少女の名はカレン(レインボウ・ハーヴェスト)――14歳。サマー・キャンプから帰ったロニーの後をつけたカレンは、ロニーに声をかけ家に入っていいかと聞いた。4階建ての家にお手伝いさん付きで暮らしているロニー。その裕福さに圧倒されるカレン。翌朝、カレンが再び待ちぶせしていた。いっぱい教えたいことがあるというカレンの誘いにのってサマー・キャンプをさぼるロニー。スーパー・マーケットで化粧品を万引きしたりしてカレンの家に行った。貧しい生活だが楽しく送っている彼女の家族。兄のジョニー(ニール・バリー)は大人っぽく魅力的だ。すべてがロニーには新鮮に思える。すっかりカレンと意気投合したロニーは、次の日もキャンプをさぼってカレンの家に泊り込んだ。しかし、全く生活環境の違う2人は、だんだんにかみあわないものを感じ出した。鍵を持ち出したことが父親(ダニー・アイエロ)にばれて叱られ、泣きじゃくるカレンに、母親(スーザン・キングズレー)は、教会に行って懺悔するよう諭す。懺悔するカレンをも珍しげに見つめるロニー。彼女は教会もお祈りも初めて見るのだ。十字架を渡すカレンに、ロニーはカレンが欲しがっていたパールのネックレスを差し出す。ロニーに誘われて、パーティに行ったカレンがお金を盗んで喧嘩になったり、家に出入りするうちに、ロニーがジョニーと仲よくなったり、カレンのアパートにカーラ(ロクサンヌ・ハート)というセクシーな女性が越してきて男性たちが誘惑されたり、そうこうするうちに夏休みも終わろうとしていた。家に帰ってくると、ロニーの母親はディナーに出掛けるためにドレス・アップをしていた。思わず母親の背中に顔をうずめるロニー。「明日から学校ね」と優しく語りかける母親にこっくりうなずくロニーの目から一筋の涙がこぼれ落ちるのだった。
Lonnie
Karen
Johnny
Mr.Bruckner
Mrs.Bruckner
Carla
Mrs.Sloan
Diane
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