オリヴァ・ツイスト(1948):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
オリヴァ・ツイスト(1948)
オリヴァ・ツイスト(1948)
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オリヴァ・ツイスト(1948)

1953年7月28日公開、116分
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「大いなる遺産」と同じくチャールズ・ディケンズの小説の映画化で、製作、監督も同じロナルド・ニーム(「黄金の篭」)、デイヴィッド・リーン(「超音ジェット機」)である。脚色はリーンと「情熱の友」のスタンリー・ヘインズ。撮影監督は「艦長ホレーショ」のガイ・グリーン、音楽作曲はアーノルド・バックスの担当。出演者はこの映画のためにえらばれた少年ジョン・ハワード・デイヴィスをめぐって「宝島」のロバート・ニュートン、「大いなる遺産」のアレック・ギネス、同じくケイ・ウォルシュ、フランシス・L・サリヴァン(「シーザーとクレオパトラ」)、メアリー・クレア(「赤い風車」)、故ヘンリー・スティーブンソン、ラルフ・トルーマンなど。

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ストーリー

十九世紀の初頭。冬のある嵐の夜、一人の女が授産場にたどりつき、男の子を生み落して息絶えた。女の首にあった黄金のロケットを産婆がとってしまったため、孤児オリヴァ(ジョン・ハワード・デイヴィス)は母の素姓を知らずに陰惨な孤児院で九歳に成長し、葬儀屋へ徒弟奉公に出された。容貌のすぐれたオリヴァは葬列に加って歩く役を与えられたが、他の奉公人たちは何かと彼をいじめ、ついに堪えられなくなって、或る朝彼は、寝しずまった家から逃げ出し、さすらいの旅に出た。七日間歩きつづけて辿りついたところはロンドン。疲れたオリヴァがスミスフィールド市場の石段に腰を下していると、一人の少年かやってきて彼を貧民窟の一隅に案内した。そこの主人フェイギン(アレック・ギネス)は子供たちを使ってさまざまな悪事をしており、オリヴァは盗むことを教えられた。或る日老人から財布をスった仲間はオリヴァをのこして逃げ、彼は捕えられて起訴されそうになったが例の老人が駆落ちした娘に似ているといって貰い下げてくれた。オリヴァは老人の家で、生れてはじめての幸福な日々を送ることができたが、彼が捕えられたことを知ったフェイギンは隠れ家が警察に知れることを恐れて仲間のビル(ロバート・ニュートン)の情婦ナンシー(ケイ・ウォルシュ)を使って老人の邸からオリヴァを連れ出させた。しかしナンシーはオリヴァがフェイギンに虐待されるのを見かねて、オリヴァの居所を老人に告げた。死んだ母の首飾りは廻り廻ってフェイギンの手にあったが老人はそれをきいてオリヴァが自分の孫であることを知った。ナンシーの行動はすぐビルに知れ、怒ったビルに彼女は殴り殺された。老人の知らせをうけた警察は早速彼らの隠れ家を包囲し、ビルはオリヴァをたてに脱出しようとしたか警官の弾に撃たれ、フェイギン一味も捕った。そしてオリヴァは祖父のもとで幸福な日を送ることになった。

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作品データ

原題
Oliver Twist
製作年
1948年
製作国
イギリス
配給
BCFC=NCC
初公開日
1953年7月28日
上映時間
116分
製作会社
シネギルド


[c]キネマ旬報社