アルド・ブフィ・ランディ
Fra Gabriele
第二次大戦中の北アフリカ戦線における、イタリア空挺部隊の活躍を描くイタリア=スペイン合作の戦争映画。「第五戦線・遠い道」のドゥイリオ・コレッティが監督にあたり、シナリオはウンベルト・ブルッツェーゼ。これにコレッティと「戦争と平和」のエンニオ・デ・コンチーニが協力し、他にオレステ・ビアンコリ、「大いなる希望」のマルカントニオ・ブラガディン、マルセロ・ジャンニーニ、アルフォンソ・ヴィヴァーリオ、ウンベルト・ブルッツェーゼ、アンジェロ・パンナッキオ、アルド・マルニ、ニノ・ジャンニーニが準備とスクリプト作成に加わっている。撮影は「水田地帯」のルチアーノ・トラザッティ。音楽はニーノ・ロータ。出演者は「明日なき愛情」のファウスト・トッツィ、「特攻魚雷作戦」のエットレ・マンニ、「夏の嵐」のナンド・チチェロ、アルド・ブフィ・ランディ、マルコ・グリエルミ、「モンパルナスの灯」のレア・パドヴァーニ、モニカ・クレイ等。製作レナート・シルヴェストリ。
一九四二年、北アフリカのエル・アラメイン戦線で、英軍はリビアに向って精鋭機動部隊を進撃させていた。イタリアとドイツは既に分裂し、大戦はその勝敗を決しようとしていた。イタリア軍の最前線では、今は地上部隊となった空挺部隊の生存者たち、稲妻隊の兵士たちが、陣地を死守していた。その中には、部隊付の牧師ガブリエレ(エットレ・マンニ)、映画軽業師のエンリコ(ナンド・チチェロ)、登山家ベビ・トニオン、技師上りのサンテ、ローマ貴族の子孫であるコルシーニ兄弟、トゥルキ軍曹(ファウスト・トッツィ)等がいた。日中は敵のたえまない砲火に苦しめられ、夜は飢と渇きに悩まされながら、彼等は必死に戦っていた。部隊に安全な行軍をさせるため、身を犠牲にして地雷で爆死した者、斥候に出て撃たれて死んだ者等、戦友たちはあいついで倒れていった。英国軍は戦車による大攻撃をしかけてきた。イタリア軍には、これに対抗する武器がなかった。しかし、稲妻隊の兵士たちは、敵の地雷を使って武器を発明し、砂漠に穴をほって待機し、敵戦車をやりすごしてから、キャタピラに爆薬をとりつけて、これを破壊する作戦にでた。この反撃によって、さしもの英軍も夕方には退却をよぎなくされた。夜になって、静まりかえり、戦死体や武器の残骸がくすぶる戦場は、生地獄だった。夜が明けると、再び爆撃機と戦車による猛攻が始まった。稲妻隊は無電機を破壊され、通信も不能となった。こうして、地獄の戦場のなかに、イタリア空挺部隊生き残りの兵士たちは、一人一人その姿を消しさっていったのだった。
Fra Gabriele
Enrico Damiani
Lucia Martini
Corp. Bardi
Delavigne
Ten. F. Corsini
Mario Salvi
Teresa Bardi
Cap. Martini
S. Ten. G. Corsini
Salvi's Girl
The Alpino
Santini's Friend
Giovanetti
Serg. Turchi
The Parachutist
監督、脚本協力
脚本
脚本協力
脚本協力
脚本協力
脚本協力
脚本協力
脚本協力
脚本協力
脚本協力
製作
撮影
音楽
音楽監督
美術
編集
字幕
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