ブリジット・バルドー
Manina
宝探しをめぐって大学生と燈台守の娘の恋を描いたメロドラマ。S・ペッシュの脚本をウィリー・ロジェルが監督した。撮影はミシェル・ロッカ、音楽をジャン・ヤトヴとM・ビアンチが担当した。出演は「バベット戦争へ行く」のブリジット・バルドー、ジャン・フランソワ・カルベ、ハワード・ヴェルノン、レイモン・コルディ等。製作ウィリー・ロジェル。
パリの大学生ジェラール(ジャン・フランソワ・カルベ)は大学の講義で、フェニキヤの船が昔コルシカのラベジ島近海で遭難し、黄金もろとも沈没した話を聞いた。彼はその島には数年前の夏休みに行ったことがあり、旅費をためて黄金探しに行くことにした。タンジールに着いたジェラールは、小型船を持つ密輸業者のエリック(ハワード・ヴェルノン)と会い、黄金探しに誘い仲間を集めてラベジ島に向った。ある日、ジェラールは島にある燈台守の娘マニーナ(ブリジット・バルドー)に再会した。数年前とくらべ驚くほど大人になっていた。二人の間に愛が芽生えた。エリックもマニーナに目をつけた。が、彼女はエリックを嫌った。ある日、海底で黄金の壷を発見した。エリックは翌日に引揚げようといった。彼はジェラールが島に行った留守中に、宝を一人じめにしようと企んだのだ。その夜、ジェラールはマニーナを訪れ、一枚のフェニキヤの金貨を贈った。その時、エンジンの音が聞こえた。船が沖に向った。ジェラールは後を追ったが無駄だった。--嵐がやってきた。エリックは船や黄金もろとも海底に沈んだ。ジェラールはマニーナと一緒に金貨を海に戻した。二人はかわらぬ愛を誓った。
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