勝手にしやがれ(1959):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
勝手にしやがれ(1959)
勝手にしやがれ(1959)
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勝手にしやがれ(1959)

1960年3月26日公開、91分、サスペンス・ミステリー
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「大人は判ってくれない」のフランソワ・トリュフォーのオリジナル・シナリオを映画評論家出身のジャン・リュック・ゴダールが監督し、「いとこ同志」のクロード・シャブロルが監修した。撮影はラウール・クタール、音楽をマルシャル・ソラールが担当。出演は「悲しみよこんにちは」のジーン・セバーグ、「危険な曲り角」のジャン・ポール・ベルモンド。製作ジョルジュ・ド・ボールガール。日本初公開1960年3月26日(配給:新外映)。デジタルリマスター版2016年7月23日公開(配給:オンリー・ハーツ)。

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ストーリー

ミシェル(ジャン・ポール・ベルモンド)は自動車泥棒の常習犯。今日もマルセイユでかっぱらった車を飛ばしパリに向った。ところが途中で追いかけられた白バイの警官を射殺してしまう。パリに戻ったミシェルは、顔見知りの女から金を盗んで街に出た。旅行案内所のアントニオの所へ約束の金を取りに行く。が、渡されたのは小切手、現金はベリユッティという男が代えてくれるという。刑事が彼を尾行しはじめた。うまくまいた彼はパトリシア(ジーン・セバーグ)の許へ。彼女はヘラルド・トリビューンの新聞売子でアメリカ娘の留学生。二人は南仏の海岸で知合い、他人同士ではなくなった。パトリシアは彼の誘いを断って、街にデートに出かける。ふてくされた彼は彼女のアパートに泊り込む。翌朝、パトリシアはミシェルと部屋でしばしの時を過す……。彼女は飛行場へインタビューに、彼は街で盗んだ車をポンコツ屋に持って行く。素性がばれて、ミシェルはそこの親爺をなぐって逃げ出した。社に戻ったパトリシアのところへ刑事が来て、彼の居所を知らせろといった。尾行をまいたパトリシアは、ミシェルと二人でモンマルトルへ。ようやく酒場でベリユッテイをみつける。金は明日出来るという。その晩、二人はベリユッティの友達のところに泊った。ミシェルは金が出来たら外国に行こうという。彼女はうなずく。しかし、翌朝彼女の気持は変った。彼女の一番欲しいものは自由。新聞を買いにいったついでに、パトリシアは警察に密告した。旅仕度をしているミシェルに“あと十分で警察が来るわよ”という。が、彼の心にはむなしい自嘲と絶望がひろがっただけ。金を持って来たベリユッティは彼に逃亡をすすめる。ミシェルは“疲れた”という。背後から射たれたミシェルはよろめきながら道路を歩く。馳けつけたパトリシアに、倒れた彼は、“お前は最低だ”とつぶやいた。

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作品データ

原題
À bout de souffle
製作年
1959年
製作国
フランス
配給
新外映
初公開日
1960年3月26日
上映時間
91分
製作会社
ジョルジュ・ド・ボールガール
ジャンル
サスペンス・ミステリー


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